山中V候補筆頭


 激戦だが底力ある山中秀将を本命視する。17年11月小倉競輪祭でGⅠ初決勝進出を果たし、昨年は5月平塚ダービーでファイナルへ。トップクラスでも存在感を増しつつあったスター候補の1人だが、今年2月のGⅠ、別府全日本選抜の準決で落車負傷。長期欠場(4月まで)を余儀なくされ、名古屋オールスター(8月14~18日)の出場権利も逃すことに。松戸ダービーで復帰してから8場所を消化したが、FⅠも含め優勝はまだない。ただ、2場所前の函館では強敵のボスにまくりであと一歩のところまで迫って決勝2着。切れのある本来の動きは戻ってきている。ここは同県で機動力のある鈴木裕が一緒だが前で自力勝負か。持ち味のダッシュとスピードを生かして、17年2月四日市記念以来、2回目となるGⅢ優勝を狙う。
 

鈴木 山中との千葉連係


 鈴木は山中との千葉連係からV獲りに挑む。自在な組み立てもしばしば見られ、山中と一緒なら前を任せそう。山中同様、GⅠ決勝の経験もあり底力は十分。同県ワンツーへ、しっかり続いてG前で際どく迫る。