向日町競輪のS級シリーズ「日本名輪会カップ・第29回中井光雄杯(FⅠ)」が9日から開幕する。約2カ月ぶりの復帰戦となる村上義弘だが、地元では主役の座は譲れない気迫で臨む。古性優作との近畿強力タッグで決めたい。馬力屈指の野口裕史が不気味な存在。近畿勢にひと泡吹かす場面は要注意。また、竹内翼―池田良の広島勢の反撃も必至。白熱の3日間の攻防から目が離せない。
 

主役譲らん

村上 義弘

 
 1月大宮記念以来の実戦となる村上。病後の復調度がポイントになるが、地元戦とあればそれなりに仕上げてくるはずだ。今開催も無観客レースとなるが、ファンの思いを胸に熱い走りを見せる。オールラウンダーの実力者・古性とのタッグで必勝を期す。近畿の主力両者が総合力でリードしている。
 
 この牙城を崩すとすれば野口をおいて他にはない。エンジンがかかり切れば他派を完封の豪快な逃げを打つ。南関勢の勝瀬や、東ラインで神山がラインに参戦してくれれば有利に主導権は取れる。格上の近畿両者を封じてS級初優勝を飾る可能性も十分ある。
 
 竹内が2月奈良FⅠ戦で優勝とムードは良い。踏み出しはそれほどでもないが、力強い先行まくりは魅力がいっぱい。同県・池田のリードでV戦線に波乱を呼ぶケースもあろう。また、安定する湊が好走の場面は警戒したい。
 
 決め脚に威力を持つ小川の突っ込みや、動き軽快な柴崎の好走にも注意。
 

パワー魅力

竹内 翼

 
 竹内はデビューから約3年半が経過した。今年の1月にS級1班へ昇級。隆盛誇る中四国の機動力型としてさらなる飛躍が期待される存在だ。2月奈良FⅠ戦は久保田泰弘に乗る形だったが、番手まくりで優勝。直前の静岡記念は上位進出は逃がしたが、26⑥1着の成績を残す。一次予選の2着は「内容が良くなかった」とのことだが、最終日は打鐘先行で中本匠栄―園田匠のまくりを封じて逃げ切る力強い内容。出脚に課題も残るが、サッカーで培われた身体能力の高さは定評があり、踏み直しの利く粘り腰は定評がある。今節はFⅠ戦でも実力者がそろったが、今の力を試すには格好のメンバーだ。持ち前のパワフル駆けでV戦線に波乱を呼ぶ場面もあろう。