西武園競輪FⅠ「スポーツニッポン新聞杯争奪戦」は、5日から7日まで3日間にわたって開催される。S級とガールズ、A級で1日12レース。メインのS級戦は復調途上でも戦歴抜群の武田豊樹に本命期待。地元で機動力ある金子哲大との連係から差し切りVを狙う。別線で強力なのが南関勢。根田空史&中村浩士の千葉師弟に差し脚切れる神奈川の福田知也が加わり厚いラインを形成する。そのほか、まくり鋭い松岡健介、阿竹智史らが出場。ガールズはハイパワーの高木真備を中心に機動力ある柳原真緒、荒牧聖未らにより熱戦が繰り広げられる。(車券発売はインターネット投票、電話投票のみ)
 

武田の底力信頼


 
<S級見どころ>

 武田豊樹は5年連続でキープしたS級S班から、昨年の12月に1班へ。ただ、降格したとは言っても、これは度重なる落車負傷が大きく響いた結果。昨年9月の落車では左鎖骨を骨折。12月下旬に実戦復帰して5場所を消化したが、状態面はまだ万全とは言えない。それでも、着実に調子が上向いていることは間違いない。前回の立川では5年4カ月ぶりに走ったFⅠで❺①❷着。3日間とも弟子の吉沢純平と連係して、準決と決勝でワンツー。決勝はマイペースで駆けた吉沢にゴール前で差し迫ったが惜しくも8分の1輪差及ばず。その分も、ここに気合を込める。連係実績ある金子哲大の番手を回って直線勝負。18年3月のGⅡ松山ウィナーズカップ以来となるVへ、今度こそしっかりとチャンスをものにする。当地西武園では過去に記念を3回制覇。好走した実績のあるバンクで、いい流れをつかむ。
 
 地元の金子は昨年8月記念以来の西武園参戦。記念では2日目二予Aで9着に敗れ、3日目以降を欠場した。その悔しさも今シリーズにぶつける。武田との直近連係は2場所前の小倉3日制GⅢ。準決では自身が2着で武田6着。そろっての決勝進出がかなわなかったことも、ここでは意識して走るか。先行を基本に積極果敢な仕掛けを見せる。
 
 南関は根田空史が追加で出場となり、中村浩士との師弟連係が実現。鋭い差し脚で好調な福田知也も根田と同じく追加で参戦し、千葉勢の後ろでラインの3番手を固める。鋭いダッシュとスピードを生かして仕掛ける根田が一気に出ていくようだと、3人での上位独占も。福田は3番手回りでも根田が早めに出た時にはゴール前での突き抜けが考えられる。
 
 松岡健介と阿竹智史は鋭いまくりを武器に好勝負。松岡は近畿の後輩で力を付けている小森貴大が勝ち上がれば番手回りが望め、先制が決まるようだと有利な流れに持ち込める。渡辺十夢は松岡の後ろ回りから切れ味発揮とみる。
 
 底力ある菊地圭尚は自在戦となるか。自力も含め、状況に応じた組み立てで活路を開く。3場所前の高松記念では久々にGⅢで決勝へ。うまく流れに乗ると怖い。 
 
♥ガールズケイリン展望

真備が主役譲らない

 近況抜群の安定感を誇る高木真備が主役。直近7場所で完全Vが5回。パワーは断然上位だ。少しだけ気になる点は当地西武園での過去の成績。17年10月までに4回出場して決勝で3着、2着、2着、3着と、まだ優勝がない。多少の苦手意識はあるかもしれないが、しっかり力を出し切れば問題はないだろう。冷静にタイミングを見て、ミスのないように仕掛ける。
 
 逆転があれば柳原真緒か荒牧聖未。いずれも自力を出して好勝負。踏める距離の長い柳原は直近2場所が決勝で7着、5着と不本意な結果。ここで立て直しを図る。荒牧はまくりが鋭い。17年10月の西武園では高木真備を相手にV。イメージのいい舞台で、その再現を目指す。そのほか動ける土屋珠里や積極的な高木佑真も、決勝での連候補として見逃せない。