熱戦に先立ち、競輪スポニチでは各地区の有力選手を3日間にわたり紹介する。まずはタイトル奪還に燃える九州勢から。
 

中川誠一郎 Vまっしぐら

今年早くもGI2回優勝と勢いを増す中川誠一郎

 
 今年最初の全日本選抜(別府)を圧巻の逃げ切りで早々とGP切符を手にした中川誠一郎は直前の高松宮記念杯(岸和田)も制し3度目のGⅠ優勝を飾った。その決勝は先行日本一の呼び声が高い脇本雄太の番手を回れる幸運。〝持ってる男〟は絶好の番手回りから直線で鮮やかに抜け出している。
 
 当地は代替え開催の熊本記念で2Vを飾るなど相性もいい。かつては世界の舞台を数多く経験した天才スプリンターだ。瞬発力、トップスピードは文句なし。実績だけをとればV最右翼とみていいだろう。
 
 ただし、中野カップの冠が付くGⅢ開催で中川自身がどこまでソノ気になれるのか。地元勢との折り合いが注目されるが、メンバー次第ではもちろん勝ちにいく。中野カップ初Vを目指す中川の動向を見守りたい。
 

◇中川誠一郎・久留米過去5場所成績◇
レース名 開催年月 成績
GI全日本選抜 2016年2月 ❺①⑨⑥
GⅢ熊本開設記念 2016年10月 ❻①②❶
GⅢ熊本開設記念 2017年10月 ❶❶①❺
FIナイター 2018年4月 ❶①❶
GⅢ熊本開設記念 2018年10月 ❶❶③❶

 

坂本亮馬 地元記念譲れん

復活をアピールしたい坂本亮馬

 
 14年の65周年を制した坂本亮馬以来、中野カップのタイトル奪還を狙う九州勢が例年のように息の合った連係で見せ場をつくる。脚力、実績は先の高松宮記念杯で3度目のGⅠ優勝を飾った中川が頭ひとつリードするが、場所は久留米。復活をアピールしたい坂本亮やまくり得意の野田、復調著しい田中、さらにベテラン加倉ら久留米をホームバンクとする個性派レーサーが戦線を盛り上げる。
 
 地元勢の筆頭格は坂本亮馬だろう。ヒザの故障により苦しんでいるが、現状でやれることはすべてこなしている。2度目の地元記念制覇へ、最高の状態で挑むはずだ。何しろスタッフは豊富。5年前の65周年は中川が坂本亮の優勝にひと役買っているが、今回は山崎賢や3月の当地でS級特昇を決めた上田が九州の先導役を務めてくれる。
 
 つまり坂本ら地元勢にチャンスの輪が広がるということだ。5月岸和田FⅠで久しぶりの美酒を味わうなど完全復活を印象付ける田中も圏内だし、差し脚健在のベテラン加倉もやる気。またスピード自慢の山田庸を加えた一糸乱れぬ九州勢の連係から目が離せない。
 

◇九州地区の有力選手◇
選手名 出身 期別 班別 4カ月着
①②③外
脚質 競争
得点
賞金
野田 源一 40 福岡 81 S1 36417 差捲 108 1346
中川誠一郎 40 熊本 85 S1 62112 差捲 114 7200
田中  誠 35 福岡 89 S1 27512 自在 108 1111
坂本 亮馬 34 福岡 90 S1 54315 自在 106 700
山崎 賢人 26 長崎 111 S1 46215 先捲 112 1633
加倉 正義 48 福岡 68 S2 88312 追込 104 847
松岡 孔明 37 熊本 91 S2 21515 捲り 100 491
山田 庸平 31 佐賀 94 S2 8445 差捲 110 1068
中本 匠栄 32 熊本 97 S2 46010 自在 108 874
林  大悟 24 福岡 109 S2 83212 先捲 101 627
上田 尭弥 21 熊本 113 S2 6426 先捲 104 592

※賞金は万円