前橋競輪FⅠ「スポーツニッポン杯」は、6月2日から4日まで3日間にわたって開催される。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から出場選手は関東と北日本、南関の東日本3地区限定となったが好メンバーがそろって激突する。本命期待は北の次世代スター候補の高橋晋也。近況好調な岩本俊介とのスピードバトルが最大の見どころとなりそう。岩本と連係する松坂洋平も上昇気配でV争い必至。地元の矢口啓一郎、小林大介の走りにも注目したい。
なお本場は無観客開催だが別掲の売り場で場外発売が実施される。(電投番号22#)。
次世代スター候補

高橋 晋也
★S級見どころ★
高橋はビッグ初出場の3月福井ウィナーズカップで決勝に進み3着。昨年11月にS級に特進して9場所目で挑んだ大舞台で優勝争いを演じ、一気に評価を上げた。FⅠでは出場8回で2回優勝を決めているが、レースで見せるスケールの大きな走りはインパクト十分。
前橋は初出場だが、ナショナルチームBに強化指定され競技の練習に取り組んでいることを考えれば不安はないはず。小回りのドーム高速バンクで遺憾なく実力を発揮する。北日本で竹内が高橋の番手か。踏みだしに集中して食らい付く。
高橋と人気を分け合いそうなのが近況充実している岩本。前走豊橋FⅠは約2カ月ぶりの実戦だったが強さを見せて今年2回目のV。勢いに乗って今シリーズに臨む。高橋とは昨年12月京王閣FⅠ決勝と今年2月川崎FⅠの決勝で対戦し、いずれも高橋が優勝。ここでリベンジ成るか。仕掛けどころを逃さずに踏み込む。
南関勢では松坂も好調。動いても強いが、ここは岩本に前を任せそう。前橋では今年1月FⅠでV。ここも好走が期待できる。追い込み型でガッツある東も南関連係から浮上の可能性は十分にある。
関東で気になる存在が地元の矢口と小林。矢口は18年5月FⅠ以来の前橋参戦。その時は準決1着で決勝に進んだが6着。2年ぶりの地元戦で狙うのはA級戦で主役を務める弟子の佐々木とのアベックV。小林の前で動くか、自力型の目標があれば番手でのレースも。好展開に持ち込みたい。
小林は松坂が優勝した1月当地FⅠで3着。矢口同様に地元でのV奪取に燃える。鈴木もスピードがあり怖い。茨栃連係なら神山の前で気合の仕掛け。流れに乗ると浮上。河合は過去に当地FⅠで2回優勝。得意バンクで存在感を示すか。地元勢が続けば一層、気持ちが入りそう。