20210422武雄バナー

武雄競輪のGⅢ開設71周年記念「大楠賞争奪戦」が22日から25日までの4日間開催で争われる。GⅠ連続優勝中の郡司浩平や、大会連覇を狙う松浦悠士らS級S班4人をはじめとする超豪華な遠征陣に対し、3年ぶり2回目のVを狙う山田英明(38=佐賀)、2年ぶり5回目のVを狙う荒井崇博(43=佐賀)ら9人参戦の地元勢が立ちはだかる。2年ぶりに有観客開催(入場制限あり)の地元記念で、がばい軍団がハッスルだ。
 

 
 地元・佐賀支部からは9人が参戦。近年では最強布陣で、2年ぶりのタイトル奪還を狙う。大黒柱の荒井崇博は「5回目! それしかないでしょ」と不敵に笑った。武雄記念は58、60、64、69周年を制覇している。意気込みを端的に、これ以上ない言葉で表現した。
 

 
 昨年のGⅠ寛仁親王牌でアベック優出した英明・庸平の山田兄弟も円熟期を迎えた。英明は昨年、惜しくもグランプリ初出場を逃しただけに〝今年こそ〟の思いは強いはず。地元記念は3年前の68周年をV。目指すはもちろん、2回目の地元記念制覇だろう。「優勝できるように。地元、武雄の選手で力を合わせて地元記念を盛り上げたい」。2月の当地FⅠでVを飾った庸平は地元記念での優出がまだない。まずはファイナル入りを目指し、兄弟連係を成し遂げたいところだ。「地元勢が盛り上げないと。みんなで助け合って1人でも多く決勝に乗れるように。兄と一緒に乗れれば最高ですね」と笑った。
 
 山口貴弘は昨年8月の当地FⅠ戦で失格。「前回の分まで頑張りたい」と意気込んでいる。成松春樹の機動力や、しぶとさある坂本晃輝の奮闘にも期待しよう。
 
 初の地元記念に挑む〝初出場トリオ〟が今期から初S級の橋本瑠偉、山口敦也と、3月に特別昇級した青柳靖起だ。橋本が「自分の持ち味を出せるように頑張りたい。(師匠の)荒井さんと初連係できるように、少しでも上のクラスに進みたい」と話せば、山口敦は「自分の名前をしっかりとアピールしたい」と意気込んだ。昨年7月に本デビューしたばかりの青柳は3月の広島でS級へ特別昇級。晴れて追加での出場決まった。「デビューして1年以内で地元記念を走りたいと思っていたので、間に合って良かった。後ろの先輩と一緒に勝ち上がれるように、周りから信頼される走りをしたい」。今月の佐世保FⅠでS級デビュー。優出はならなかったが、最終日に白星をゲット。今度は初の記念で暴れまくる。

 
 S級S班は佐藤慎太郞、郡司浩平、松浦悠士、清水裕友の4人が参戦。中7日で京王閣ダービーを控えており、誰もがここで勢いをつけたいところだ。昨年のグランプリ❸着の佐藤は、今年はまだ2勝のみだが、安定感ある走りを見せている。郡司は昨年の競輪祭、今年の全日本選抜を制してGⅠ2連続優勝中。直前の地元(川崎)記念も勝って絶好調モードだ。
 
 松浦と清水の中国ゴールデンコンビがそろって登場。松浦は年頭の和歌山記念を皮切りに今年はGⅢを3V。武雄記念は昨年の70周年に続く連覇を狙う。清水は3月のGⅡウィナーズカップで松浦マークから今年初優勝。両者が連係する際は、どちらが前を回るのかにも注目が集まる。そして郡司、松浦、清水の3人は、今年に入って決勝を外していない。地元勢に大きく立ちはだかる。

 
 昨年末の佐世保記念で記念初Vを飾った吉田拓矢は安定感が増しており見逃せない存在。歴戦の雄・神山雄一郎(栃木)もまだまだ健在だ。岩本俊介と中村浩士(千葉)の千葉勢も上位争いに加わってきそう。竹内雄作(岐阜)はFⅠ戦で優出ラッシュ。金子貴志(愛知)のタテ脚は長い直線で生きてきそうだ。当地で外国人選手を破ってのV実績があり、昨年の70周年記念でも優出した野原雅也は昨年末の広島記念を制し、今年に入ってからも快調。直前の地元FⅠでは完全Vを飾っており、勢いは要注意だ。
 
 タテ脚兼備の山本伸一や神田紘輔(大阪)も軽視は禁物。自在性アップした小川真太郎や安定感秀逸の小倉竜二は中国SSコンビとの連係から決勝進出を目指す。地元勢以外の九州勢は復活ムード漂う中川誠一郎を筆頭に、松岡辰泰(熊本)と伊藤颯馬(沖縄)のヤング勢に注目したい。今年1月に特別昇級した松岡辰は記念初参戦。積極的な走りで地元勢ら九州地区の選手を引っ張る。