20210605別府640_120
新ダービー王・松浦悠士の強さ、素顔に迫る
20210601松浦悠士・別府記念用

 先月のダービーで3年連続3回目のGⅠ制覇。ダービー前後の武雄記念、函館記念、さらには地元・広島での全プロ記念競輪のスーパープロピストレーサー賞も制し、現在は4連続優勝中の松浦悠士。21年は12節走って7V。しかも1月から5カ月続けてGⅢを勝っている。まだ6月が始まったばかりというのに、賞金額は1億2000万円を突破(昨年は1億5600万、一昨年の1億621万を超えた)。直近4カ月の競走得点も119点に迫る勢いだ。輪界最強戦士と呼んでも異論はないだろう。そんな松浦に、大接戦だったダービーのゴール前の心境や、どうしてここまで強いのか、そして、競輪以外の素朴な疑問を、別府記念直前に語ってもらった。
 
 ―まずはダービー優勝おめでとうございます
 
 「ありがとうございます」
 
 ―最後は手に汗握る大接戦でした。ゴールした瞬間は、どんな心境だったんですか
 
 「(勝ったのかどうか)はっきりとは分からなかったんですよね。(佐藤)慎太郎さんには先着できたと思ったけど、外(郡司)には〝やられちゃったかも〟って」
 
 ―優勝が分かったのは…
 
 「決定が出て、やっと、って感じでしたね」
 
 ―ついにダービー王です
 
 「そうですね、優勝した瞬間はめちゃめちゃうれしかったです。目標にしていたので勝ちきれて良かった。でもそれだけですよ。気持ちはすでに次に向かっていましたから」
 
 ―その後も順調。地元の全プロ記念も勝って、武雄記念から4連続Vです
 
 「やり過ぎ感はありますね(笑い)。結果を残せているのはうれしい。ダービーを勝って、やりきった感や燃え尽きた感がなかったのが良かったんでしょう」
 
 ―これほどまでの強さの秘訣や、この成績の要因を、自身ではどう分析していますか
 
 「〝戦法の幅の広さ〟じゃないですかね。あとは自分の感覚で、調子がいいのか、悪いのかをすぐに判断できる。悪い場合は、どこが悪いのかを開催中に把握して、それを踏まえた戦法で補う。幅が広いから補えるんです」
 
 ―実際に最近4場所の状態はどうだったんですか
 
「武雄記念は良かったですよ。ダービーも良かったんだけど、1走目があれって感じで。徐々に修正していったんですよ。体の状態自体は悪くないんだけど、スピードが出ない感じ。原因は体重が減っていた(73~74㌔)。函館記念(体重は76~77㌔)と地元の全プロも状態は良かった。全プロは初日のレースで修正点が分かって、それを修正して結果を出せた」
 
 ―ちなみにベスト体重は何㌔くらいなんでしょう
 
 「まだ模索中ですね。ダービー時は、いいときに比べて減っていました」