20210605別府640_120
総展望
20210601浅井康太・別府記念用

 S級S班の松浦、郡司、守沢太志だけではない。昨年大会のファイナリストから優勝した浅井康太、3着の園田匠、6着の諸橋愛、9着の北津留翼が参戦(松浦は昨年準優勝)。全員が再び決勝で顔を合わせられそうな実力と勢いを保っている。
 
 浅井は今年初戦の岸和田記念in和歌山決勝で失格を喫したが、その後もコンスタントに決勝に勝ち上がり、ダービーは決勝4着。今年の賞金ランクは6位につけて、3年ぶりのグランプリ出場へも、いいペースを刻んでいる。別府記念連覇も十分に可能だ。園田は今年の優勝はないが、随所で自慢の切れ味を披露している。諸橋は、松浦や浅井がいた4月の四日市記念を優勝。変わらず安定感たっぷりの走りを見せてくれている。大注目なのが北津留だ。強さが戻ったというべきか、過去最高の強さなのか、迫力満点の動き。直前の小倉FⅠも圧巻の強さで完全優勝した。別府は昨年11月のFⅠで完全V、今年4月のFⅠでも決勝進出。バンク相性も良さそうだ。9車立てでも、紛れもなく強い。ムラは否めないが、爆発力が増していて相手にとっては脅威の存在になっている。

 
 そしてFⅠでVラッシュ中なのが山口拳矢。デビューして、ようやく1年が経過したばかりだが、今年はFⅠ戦で5V。5月の平塚決勝は、上がり10秒8の痛烈捲りで、マークした浅井に差しを許さなかった。昨年末の広島記念では優出3着と結果を残している。次走は、いよいよ初GⅠの高松宮記念杯。その前に、初参戦の別府バンクで衝撃の走りを見せてくれるはず。

 
 他にも新山響平、山本伸一、小川真太郎、松本貴治に上田尭弥と、楽しみな機動型が集結した。追い込み陣では大槻寛徳、和田圭、そして村上博幸も忘れてはならないだろう。さらには稲垣裕之、山田久徳、椎木尾拓哉も上位進出の期待が懸かる。岩津裕介、柏野智典、阿竹智史は、松浦や小川、松本がいて目標に困らなそうなムードで大暴れの予感が漂う。

 
 伏兵陣では、直前の取手FⅠで完全Vの阿部大樹、2~3月の月またぎだった当地FⅠで逃げ切り完全優勝を飾った望月一成、さらにはタテ脚快調な佐藤龍二にも警戒が必要だ。

 
 地元の大分勢は、エース格だった大塚健一郎が前橋記念の落車で無念の欠場。大竹慎吾、牧剛央のベテラン陣も出場がかなわず、大野悟郎、菅原晃、安東宏高、小岩大介、萱島大介の5人が参戦。少数精鋭で地元記念を盛り上げる。園田、北津留、上田以外の九州勢は中本匠栄、森山智徳に懸かる期待が大きい。5月に2場所連続優勝した小川勇介の差し脚も見逃せない。