名古屋ミッドナイト競輪「WINTICKET杯」が、6月14日から16日まで3日間にわたって開催される。
 
1日9レースでA級1、2班戦とガールズの2本立て。
 

山本 巨樹

激戦必至も山本を本命視

 
 メインのA級1、2班戦は激戦模様だが今期3Vの山本巨樹(大阪)を本命視。3着以内でのS級特進を狙った9車立て一発勝負の前走別府レインボーカップ・ファイナルは7着。無念の結果となったが気持ちを切らさずに今期残りのレースに集中。3場所連続で決めた2月小倉、静岡、3月松阪以来のVをゲットして、ここで勢いを乗り戻す。大阪同士で機動力ある中釜章成と連係。果敢に出る後輩を番手でガードし、直線勝負で差し切りを決める。
 
 中釜は自力で前々に攻めた前走豊橋決勝で微差の際どい勝負を制して1着ゴール。勢いに乗って今期2度目のVも。近畿の自力型では同じ大阪の井坂泰誓も注目の1人。4場所ぶりの決勝入りへ気合を込める。
 
 中部の軸は森川康輔(岐阜)。確かな機動力を備え、今期2Vなど成績は安定。持ち味のダッシュを生かして鋭く仕掛ける。後ろは追い込み主体の走りで堅実な地元・愛敬博之(愛知)。4月奈良の決勝は捲ってVの森川マークでワンツー。ここもしっかり続いて直線勝負に懸ける。
 
 S級でのキャリアが長い中国地区ベテランの前反祐一郎(広島)は、今期A級で優勝こそないが決勝2着が3回。追い込み主体に熟練の走り。好位を回れば浮上がある。
 
 九州では好永晃(佐賀)。前反同様に位置次第と言えそうだが、直近2場所の武雄、高知では今シリーズも一緒の八谷誠賢(福岡)と6走のうち5走で連係(番手4回、3番手1回)。武雄準決では捲った八谷を差してワンツーが決まった。ここも先輩の八谷が頼れるパートナーとなるか。目標不在となった場合には自在性を生かす。
 
 

奥井  迪

ガールズは〝2強〟対決

 
 ガールズは強力先行・奥井迪(東京)と自在な走りで安定の小林莉子(東京)が〝2強〟。ともに今期の優勝は4回。奥井は直近6場所V逸も、走りは果敢で力強い。鮮烈だったのが前々走立川決勝。3着だが前受けから1周半の先行で女王・児玉碧衣と最後の直線まで壮絶なモガき合い。見るものの心を熱くした。気持ちを乗せて逃げ切りへ。7場所ぶりのVに期待したい。
 
 小林は今年13場所の決勝で確定板を外したのが1月取手ガルコレトライアル4着の1回だけ。崩れることのない安定感が魅力。得意パターンは好位をキープしての捲りか追い込み。状況に応じた走りで強さを発揮する。
 
 この2人に迫るのが吉村早耶香(静岡)。自力主体の戦法で前々に攻める。うまく流れに乗って踏み込めば今年2度目となるVゴールも。
 
 復調途上だが加瀬加奈子(新潟)も機動力は健在。負傷欠場明け3場所目で、まずは積極策で力を出し切ることに専念。前走静岡では最終ホーム6番手から仕掛けて2着に残り、3着の小林に先着している。
 
 追い込み主体の中野咲(愛知)は名古屋がホーム。位置取りがうまくいけば好勝負。地元で奮闘する。
 
 そのほか中村由香里(東京)、荒川ひかり(茨城)、岩崎ゆみこ(茨城)、青木美保(埼玉)、大谷杏奈(愛知)が50点以上を保持。決勝での連候補に挙がる。