賞金ランク1位を独走する松浦悠士が率いる中国勢は、6月の久留米記念で決勝3着と大暴れだった取鳥雄吾や、鋭い差し脚が戻ってきた三宅達也に注目を。

 四国勢も粒ぞろいだ。安定感たっぷりの香川雄介、池田憲昭、橋本強がいて、久留米が大得意の門田凌は今回も台風の目となりそうだ。島川将貴のパワフルな自力戦や、久米康平の機動力にも警戒が必要だろう。

 最後は九州勢。破壊力抜群のタテ攻撃を見せる北津留翼に、どんどん成長している沖縄の星・伊藤颯馬からも目が離せない。地元勢は中川を含め10人が参戦。地元記念初Vを狙う中本匠栄に、先日の青森記念で優出した上田尭弥、さらには合志正臣、島田竜二のベテラン陣も元気いっぱい。復調のきっかけをつかみたい森山智徳も見逃せない。瓜生崇智は8月の武雄FⅠでS級初Vを飾り、直後の向日町記念で優出3着とノリノリ。今度は地元記念で大暴れなるか。6月の久留米記念で存在感を誇示した嘉永泰斗はその後もG戦線で奮闘中。松岡辰泰と松本秀之介の117期の大器コンビも初の地元記念でどんな走りを見せてくれるのか楽しみだ。