レーザーや炎による演出が彩を添える

 もちろんレースは真剣勝負だが、「ラインや競りがないので、控室や宿舎で選手同士がギスギスすることなく気持ちよくレースに臨める」と言う選手が多数。

 それを後押しするように、ドーム内で流れる音楽やMCによる実況、PIST6  DANCERS(PSD)によるダンスや応援、さらにレーザーや炎など様々な演出が施されており、通常の競輪競走とは違い、出場選手がお祭り感覚で楽しんでいるのがよくわかる。個人的には、選手紹介の際のパフォーマンスは選手それぞれの個性があふれているので、注目ポイント。

 ギア規制がない点も魅力のひとつ。競輪は2000年代に入ると山崎芳仁(福島・88期)が大ギアブームを巻き起こし“4回転モンスター”として名をはせ、当時の最大値4.58を踏む選手も出てくるほどだったが、スピードに乗ってしまうとすぐに減速できず、落車の際に大事故につながる可能性があるとして、2014年12月31日を初日とする開催から禁止。現在は4倍未満の規制があるため、脚をためて後方から一気に捲るというスタイルを取っていた選手にとっては、もどかしい日々が続いている。

 以前に4倍以上の大ギアを踏んでいた選手は、ギア規制がないPIST6を絶対にチャンスと思っているはず。実際にレースを走った選手によると、「ギアはみんな模索中。ただ、同日のナイターでギアを上げてくる選手は狙い目になるかも」との極秘情報を入手した。

 現在PIST6の出場資格を持っていて、以前に大ギアを踏んでいた選手といえば、小嶋敬二。バルセロナオリンピックのスプリント種目出場や、GⅠ4Vの実績を誇り、過去には輪界トップのS級S班に在籍していたが、今年11月に52歳を迎える現在は、度重なる落車によるケガの影響もあり苦戦中。ただ、「平成の怪物」と呼ばれたこの男なら、令和に誕生した新競技でもう一度花開かせる日もそう遠くはなさそうだ。


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