防府競輪のモーニングレース「日本トーター杯」が3日から5日までの3日間開催される。
今シリーズは1、2班の精鋭を迎えるA級戦。実力伯仲する混戦相場となりそうだが、中心視するのは中川聖大(27=福岡)だ。S級降格後の今期は8場所中、2Vを飾るなど順調な足取り。当地はS級に在籍していた5月のFⅠ以来の参戦となるが、格上パワーでV戦線を力強く引っ張る。

中川聖大
東西の実力者、個性派が顔を並べ、波乱含みのシリーズとなるが、先行力の比較となると中川聖大が頭ひとつリードする。今期は無念のS級降格となったが、A級ではさすがにモノの違いを見せつけている。降格初戦の7月名古屋から直前の地元小倉まで8場所を消化。うち7月奈良と8月別府を自慢のタテ脚で制している。
吉岡稔真氏が主宰する不動会のメンバーで兄弟子の園田匠、小川勇介らと高いレベルでのトレーニングに明け暮れ、力強いタテ脚を身につけた。当地は5月のFⅠ以来の参戦。勝ち上がりには失敗したがS級の強豪を相手に初日予選と最終日にBSを引っかけ③⑦②と見せ場を作った。A級での33バンクは優勝を飾った7月奈良以来。短走路でも苦手意識はない。格上パワーで今期3度目のVを引き寄せる。

寺崎祐樹
その中川マークから寺崎祐樹(38=熊本)が逆転を狙う。前期はS級を体験。洗礼を浴びる結果となったが、持ち味の差し脚を生かし時折、好配を呼び込んだ。中川のスパートする位置にもよるが、早めのかまし、捲りなら寺崎が鋭く迫る。

高橋陽介 
猪狩祐樹
北日本はS級経験豊富な高橋陽介(43=青森)が代表格だが、頼みの猪狩祐樹(38=福島)が勝ち上がれるなどうか。ライン戦となると北日本は劣勢の印象だ。
関東は高塩讓次(42=栃木)が魅力。徹底した先行勝負を貫く宮下一歩(32=長野)が高塩を引き出すケースがある。同じように積極性際立つ金田涼馬(27=神奈川)と連係可能な仁藤秀(27=静岡)にも好展開が見込まれる。高塩は前期S級を戦った実力者。一方の二藤はA級戦で今年5Vを手にするなど安定感が光る。

増原正人 
国村洋
中国勢は増原正人(42=広島)と地元の国村洋(48=山口)の連係が注目される。果敢な矢部駿人(27=岡山)次第では勝機を見いだせるし、格付け2班ながら好回転の船瀬惇平(31=広島)が増原のためにひと肌脱ぐパターンもある。
中近勢は一発が魅力の吉堂将規(32=奈良)が勝負圏内へと割って入る。

