別府2日目2R


岡崎克政が積極先行で押し切る

 動くのは永田秀佑、岡崎克政、堀内昇の3人。岡崎は初日、先行する阿久津浩之を叩き切れず7着に終わっており、不完全燃焼なレース内容に悔しさをあらわにしていた。そのうっ憤を晴らすべく、ここは積極的に主導権を狙いにいく。後方からの仕掛けになっても、メンバー的に十分巻き返せる。岡崎から赤松への❷―❹―❶❸❺から狙う。

 永田は中団当たりで前の動きを見極めてタイミング良く捲りを仕掛ける作戦か。直前の小松島では初日失敗のあと2連勝。今節初日も脚の状態そのものは悪くなさそう。「自分で何でもやる」という堀内の動きによっては、岡崎と赤松の連係が乱れる可能性もある。そうなれば永田―平川公一のラインが最後にスッと伸びてきそう。最後に永田が抜け出すことも想定し❷=❶―❸❹❺と、堀内が岡崎後位を早めにさばいたときの❷=❸―❶❹❺は一考したい。


別府2日目


稲留敦貴のパワー駆け中心

 初日は2着に5車身差をつけ捲り快勝した稲留敦貴のパワーが一枚上か。レース後は「ラインで決められなかったのは…。自分の課題が見えました」と猛反省。ここは気合を入れてスタートを取りに行き、地元・篠田樹と五反田豊和を引き連れて別線完封を狙う。

 阿久津浩之も初日は前受けから突っ張り先行で押し切る力強い走りを見せた。同じようにここも初手から前でレースを運びたい。好枠の阿久津、スタートが得意な佐藤純嘉でSが決められるかが一つのポイントになりそう。125期の油谷蒼が同期の稲留に単騎で真っ向勝負を挑む可能性があり、緩んだところをスパッと捲る展開も考えられる。

 いずれにしても稲留が軸になることは間違いない。押し切りを期待して車券は篠田への❷―❺―❶❹❼から狙う。気配良好な五反田が3番手から鋭く伸びてきたときの❷―❼―❶❹❺と、力で阿久津への❷―❶―❹❺❼も一考したい。


別府2日目7R


阿部英斗が特別昇班に王手をかける

 初日は危なげないレース運びで完勝し、特別昇班へ〝マジック2〟とした阿部英斗。「スーパースターでレジェンドの小野(俊之)さんがついてくれるのですごく緊張しました」といいながらも、レース後は息の乱れをほとんど感じさせない余裕ぶりだった。ここも初日に続いて地元の雄・小野と連係。ヒザに不安を抱えている小野も、いまのところ状態に問題はないという。しっかりと好追し、九州ラインでワンツーを決める。

 荻原寿嗣も侮れない存在だが、チャレンジ戦の戦い方と新人の強さに戸惑うことが多く、力を出し切れていない。Sが速い阿部が好枠にいるため、前受けから突っ張ってペースを上げていく得意な形は取りにくい。布居翼はダッシュが強力なため、展開によってはラインが乱れてしまいがち。これらのことからも阿部有利は揺るぎそうもない。

 阿部がすんなりと押し切るとみて、車券は小野への❶―❺―❷❸❹が狙い目。小野との連係が乱れたときの❶―❷―❸❹❺と布居への❶―❸―❷❹❺は検討したい。(内川 統詔)