ファン投票で選ばれた〝神7〟が一発勝負!!

高木真備  目指すは3連覇

〝ドリームガール〟の座は渡さない!8月15日から19日までいわき平競輪場で行われる、平成30年7月豪雨被災地支援「GⅠ第61回オールスター競輪」4日目(18日)の「ガールズドリームレース」(1着賞金313万円、副賞含む)に高木真備(まきび、23=東京)が出場する。

 ファン投票で選ばれたガールズケイリン〝神7〟の一発勝負。ファン投票2位での出場で、目指すは3連覇だ。ファン投票1位の児玉碧衣(23=福岡)らとの熱いバトルは見逃せない。

 キュートな真備には、愛らしいピンクが良く似合う。連覇中のドリームレース。高木は昨年同様に、ハート入りのフレームで勝負する。走りのスタイルも原点回帰。持ち味の徹底先行にこだわるつもりだ。

 

 「目標はもちろん優勝。それと積極的な走り。自分の走りが最近できていなかったので、しっかり意識してやりたい。昔の自分に戻るつもりで。フレームもピンクで行きます。ドリームレースは相性がいいと思うので、きっかけにしたい」

 

 今年は1月の奈良から3月大宮まで5場所連続で完全優勝。波に乗っているかに見えたが、その後優勝は2回に留まっている。「迷いがあった。勝たなきゃと思って、思い切って逃げ切れない。レースが小さくなっていた」と振り返る。

 

 6月の松山からはフレームをスピードが出る硬くて重い黒のものに変更。それでも松戸のサマーナイトフェスティバル3着など結果が出ず、2場所前の川崎最終日には急きょ従来の加速しやすい軽くて軟らかいピンクのものに戻したが結果は7着。これで気持ちは吹っ切れた。

 

 「迷ったらスピードにも乗れないし、踏み切れない。自分の思うように先行して逃げ切れないんだったら、また練習すればいい。フレームも元に戻して」と前だけを見つめている。

 

 ドリームレースとの相性は抜群。ファン投票1位で出場した16年は、レース前に「勝てると思った」とビッグレース初優勝。奥井迪(36=東京)を2番手で追走し、最終Bから踏み込み優勝。

 

 翌17年は「勝ちに行く」と強い気持ちで、ゴール前で小林優香(24=福岡)をゴール前こん身のハンドル投げでかわした。

 

 今年はファン投票2位での出場。「本当にありがたい。自分の力だけではここまで強くなれなかった」と感謝の気持ちは忘れない。

 

 勝ちたい理由はもう一つある。7月に西日本各地を襲った集中豪雨。河川の堤防が決壊し、甚大な浸水被害を受けた岡山県倉敷市真備町は、生まれ、小学2年まで過ごした思い出の地。小学4年までは総社市に住んでいた。名前は真備町の由来と同じ、岡山出身の偉人「吉備真備」から付けられた。

 

 デビュー当時、玉野のレースの際に町を訪れ、友人達から激励を受けたことも。友人達は皆、避難して無事だったが、町の様子をTVで見て「まさかと思った」とショックを受けた。サマーナイトフェスティバルの賞金は全額被災地支援のために寄付。レースでも「頑張っている姿を見て元気になってもらえたら」と勝利を届けたい気持ちは強い。

 

 思いが詰まった決戦に挑む〝ツヨカワレーサー〟は、もちろんオシャレにも手を抜かない。「爪がはがれたままいくと成績が良くないのでしっかりケアして」とネイルもフレーム同様にお気に入りのピンクとハートが入ったものにするつもりだ。レース前日の17日は誕生日。24歳初レースでは、〝高木真備らしさ〟を存分に見せつける。

 

 ♡高木真備(たかぎ・まきび) 1994年(平6)8月17日、岡山県吉備郡(現倉敷市)生まれの23歳。文化学園大杉並高卒。106期(ガールズケイリン3期)。ホームバンクは京王閣。通算成績は363戦189勝41Ⅴ。16年のガールズ優秀選手賞。1㍍61、63㌔。血液型A。

そのほかドリーム出場6選手

★児玉碧衣

 1万2197票を集め、2年連続のファン投票1位で出場。「正直1位になれるとは思わなかった。お客さんに期待してもらっているので、早く優勝したい」と笑顔を見せた。昨年の大会は6着。今年3月、5月のガールズコレクションでは2着。現在11Ⅴを挙げ、賞金ランキングも2位につけているだけに、「主導権を取って優勝するという強い気持ちを持ちます」とビッグレース初優勝に挑む。

 

★梶田舞

 14年、16年の賞金女王はファン投票5位での出場。今年はここまでガルコレの出場は無いが、6月の松阪では完全優勝と復調の兆しを見せている。7月のガールズフェスティバル(松戸)では小林優香(24=福岡)の落車に巻き込まれて落滑入の6着も軽症だった。持ち前の勝負強さでガルコレ初Vを奪取したい。

 

★石井貴子(千葉)

 5月の平塚でのガールズコレクションでは会心の差し切りを見せて優勝。今年はここまで9V、賞金ランキングも3位と好調で、「目の前の一本一本に集中していく。年末のGPに向けて取り組んで優勝できるように」と目標を掲げている。昨年4着の夢舞台で、目指すは優勝だ。

 

★山原さくら

 小林優の負傷欠場によって繰り上がり出場。今季は強さを発揮しており、6月以降は6場所中5V。特に6月玉野では外国人のハンセンとグロを撃破した価値ある優勝を決めた。いわき平でも一発を狙う。ブログで「投票してくださった皆さまに恩返しできる舞台が大きくなりました」と心境を明かしており、大外7番から積極的な走りを見せる考えだ。

 

★石井寛子
 昨年のグランプリ&7月のガールズケイリンフェスティバル女王の肩書を引っ提げて出走する。今年に入って「GPを10としたら今は0・5くらい」と試行錯誤が続いたが、勝負強さは折り紙付き。すでに年末のGP出場権もほぼ手中にしており「あとは何も気にせず強くなるだけ」。いわき平のでも圧巻のレースを見せつける。

 

★奥井迪 
 徹底先行が代名詞の奥井は昨年のグランプリでは惜しくも2着。7月のガールズケイリンフェスティバルでは優出ならずと大舞台では頂点に立っていないが、今年6Vと強さは際立っている。保健体育の小学教員から転身した36歳。いわき平でも打鐘から逃げ切る作戦に変わりはない。