防府競輪今年最初の本場開催となるFⅠ「第24回山頭火賞争奪戦」は2月24日に幕を開ける。 

 S級戦は注目のルーキー山口拳矢が欠場となり、1強ムードから一転、大混戦の様相。山下一輝と久保田泰弘が〝地元3割増し〟で躍動するとみて中心視した。実績ある堤洋、浜田浩司の四国勢、高久保雄介、鷲田幸司の近畿勢にもチャンスがあり、連日熱戦が繰り広げられる。 

 ガールズケイリンは女子最多の通算402勝を挙げている石井寛子と、千葉のクールビューティー石井貴子で2強対決の様相だ。

 主役譲らん

山下一輝20210224防府

山下 一輝 

 2班でも競走得点トップの地元山下に大きな期待が集まる。

 

 昨年6月にホームバンクでS級2度目の美酒を味わったのは記憶に新しい。前を任せた大川龍二が打鐘前からフルスロットルで発進すると、別線は反撃できず番手絶好。3コーナーからタテに踏み込んで栄光のVゴールを駆け抜けた。その後に走った9月FⅠは⑦③欠と精彩を欠いたが、11月FⅠは①③❹。決勝は山崎芳仁―守沢太志の強力北日本コンビを相手に見せ場が作れなかったものの、連日気迫の走りを見せた。

 

 1月久留米で落車し約1カ月ぶりの実戦。心機一転、心技体をしっかり整えてくるだろう。地元でS級3度目の優勝を狙い、切れ味鋭い差し脚を発揮する。

 山下の先導役は山口のホープとして頭角を現している久保田。飛び付き、さばきと何でもこなす変幻自在な立ち回りが魅力で、後手に回ることがない。好調時の先行力を取り戻している竹内の存在も大きく、山下を中心に中国地区でしっかりまとまっていく。

 

 四国勢は堤、浜田と実績ある2人が主力だが同地区に足場がなく、中国勢をバックアップしながらワンチャンスに懸けることになりそう。展開がもつれた時には往年のタテ脚が見られるかもしれない。

 

 近畿勢は機動力パワフルな高久保、冬場に強い鷲田がコンビを組む。両者とも近況目立ったヒットがないが、特選スタートの初日で好連係を決めればシリーズの流れをグッと引き寄せることも。

 九州勢は勝負師・中村の位置取りに注目。展開不問で突っ込んでくるファイターだ。

 華麗に駆け抜ける

石井寛子20210224防府

石井 寛子 

 ガールズケイリンは〝400勝レーサー〟石井寛子が主役を務める。前場所の西武園初日にデビュー通算400勝を達成。そのシリーズを完全Vで締めくくりメモリアルに花を添えた。

 

 スタート取りが速く、勝負どころで好位に付けられるのが強み。当地は過去4度出走し3Vと相性もまずまずだ。切れ味鋭い捲り、差しで今年4度目のVを狙う。互角以上の実力を秘めるのが石井貴子(千葉)。暖かくなるにつれエンジンが掛かってきた様子。思惑通りに運べば好勝負に持ち込む。

 

 2強対決に割って入るならタテ脚健在の中川諒子かマーク巧者の比嘉真梨代か好調な岩崎ゆみこ。