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防府市営のミッドナイト競輪「オッズパーク杯」が5月30日から6月1日までの3日間、小倉競輪場で開催される。
 
 メインのA級1、2班戦は117期の有望株・松本秀之介(21=熊本)の独壇場になりそう。スピード、ダッシュ、スタミナと三拍子そろった機動戦士。S級レーサーに匹敵する先行力があり、あっさりVをかっさらう公算が大きい。S級実績がある松山桂輔(37=愛知)、戸田康平(29=香川)らがどこまで抵抗できるか。
 
 チャレンジ戦も主役候補は117期。中村泰輔(28=和歌山)の先行力が頭一つリードしている状況。マークする有馬雄二(39=奈良)との近畿ワンツーが有力視される。

A級1、2班戦展望
松本秀之介20210530小倉

 潜在能力は117期でも指折りの松本秀之介。来期(7月~12月)はS級2班への定期昇級を決めているが、今期(1~6月)の成績で審査される来々期はS級点確保へ黄信号が灯っている状況だ。と言うのも今期2度の失格が大きな足かせとなっている。
 
 こうなると、残り1カ月弱で狙うのは3場所連続完全優勝による特別昇級しかない。前走の久留米で〝ホップ〟となる3連勝。決勝は松坂侑亮の先行を4番手から捲り、マークした曽我圭佑に抜かせない力強い踏み込みで制した。
 
 コンスタントに上がり11秒台前半を計測する脚力は断然。〝ステップ〟となる今シリーズは強力自力型が見当たらず完全Vが濃厚。6連勝で次走の佐世保(6月14~16日)に挑み、S級へ〝ジャンプ〟する腹づもりだろう。

新納大輝20210530小倉

 その松本秀をバックアップするのが鹿児島の新納大輝と熊本のマーカー松本大地。新納は年明けはリズムに乗り切れなかったが、ここに来て本来のタテ脚が戻ってきた。S級点確保へ油断できない位置におり、尻に火が付いているのも調子を取り戻している理由。
 
 大地は相変わらず差し脚がしぶとい印象。新納が動けるだけに、どちらが松本秀の番手を回るか興味深いが、いずれにしろ九州でしっかりまとまり、松本秀をもり立てていく。

松山桂輔20210530小倉

 打倒・松本秀の一番手は前期S級の松山桂輔だ。降級後はA級のペースに戸惑い力を発揮できなかったが、3月以降は成績をまとめてきた。4月豊橋で今年初優勝を3連勝で飾り、好調モードに突入。
 
 今シリーズは同地区に若手の機動型が不在で自力含みに戦うことが予想されるが、今の調子なら一発の可能性が僅かに残っている。同県の光岡義洋、大阪の原田隆らが加勢して抵抗していく。

戸田康平20210530小倉

 第三勢力の先導役となるのが戸田康平。直近2場所は決勝進出を逃しているが、1着が増えてきたように動き自体は決して悪くない。同じ機動型として松本秀の連勝ストップに誰よりも燃えているだろう。土井勲、ベテラン富弥昭と中四国ラインを形成して意地を見せる。

チャレンジ戦展望
中村泰輔20210530小倉

V筆頭候補の中村泰輔

 チャレンジは和歌山117期の中村泰輔がⅤ候補筆頭。前走の地元戦でうれしいデビュー初V。大きな自信になったはずだ。自慢のダッシュを生かしたカマシ先行で2場所連続Vに挑む。
 
 その中村をマークする有馬雄二の逆転も十分。2月大垣決勝では中村の同期になる小松原正登を差し切って今年初優勝を飾っており、すんなり回れば差し切る伸びを秘めている。
 
 追い込みタイプの竜門孝宗が3番手を固めれば近畿勢は盤石。他地区は機動型がやや劣勢で苦戦を強いられそうだ。