ニュース

【函館ナイターGⅢ】レース展望

 函館競輪初のGⅢナイターがあす26日に開幕――。今年の函館競輪は4日制のGⅢナイターが2回。開設記念「五稜郭杯争奪戦」が6月2~5日。その前の第1弾が函館ナイター競輪20周年記念GⅢナイター「スターライトクラウン」として26日から29日の日程で開催される。中心は勢いづく近畿の新星・南潤。ダービー直前でS班ら主力が不在となる中、初登場となる函館バンクでグレード戦の主役を務める。男子トーナメント(1日9R)とともに注目は初の試みとなる4日制ガールズケイリンの「スターライトティアラ」(1日3R)。奥井迪、梅川風子、尾崎睦、加瀬加奈子ら21選手により熱戦が繰り広げられる。

<GⅢスターライトクラウン見どころ>
★スーパールーキー・南潤 V最有力★

 函館ナイター競輪20周年を記念するGⅢに、20歳のスーパールーキー・南潤がV最有力候補として登場する。グレードレースを走るのはデビュー7カ月目で挑んだ1月和歌山記念以来2回目。和歌山ではいきなり決勝入り。ここで狙うのは優勝だ。FⅠでは2月にV奪取。同期と戦った3月ルーキーチャンピオンレースでは単騎でも迷わず先制し、強敵8人を相手に力強く逃げ切ってワンランク上の強さを印象づけた。S級のトップクラスがいない今シリーズ。競走得点は自身が最上位。主役の走りと結果が求められることになる。近畿は南のほかにも、主力に山本伸一、岡崎智哉と自力型が2人。結束できるかどうかがどうあっても、自力でしっかりと持ち味を発揮する。

 追い込み型の中野彰人も含め、近畿から4人かそれ以上が決勝に進んだ場合、どのような作戦が取られるかが注目される。ただ、中野は南と同県というだけでなく同門。弟弟子の番手を回りたい気持ちは強いか。山本は前走平塚で落車失格。悔しい結果となった分も、今シリーズでの巻き返しを狙っているに違いない。状況に応じた判断、組み立てでVチャンスを狙う。

★関東は鈴木庸之と稲村成浩がタッグ★
 
 関東は上越の鈴木庸之と稲村成浩がタッグ。鈴木は1月前橋FⅠと3月名古屋ブロックセブンでV。稲村は2月に得意バンク、立川のFⅠで約2年3カ月ぶりに優勝を決めた。鈴木は得意のまくりで勝負。後方に置かれると苦しいが、すんなり好位を確保して踏み込んだ時は浮上がありそう。鈴木の仕掛け次第では、続く稲村も直線で鋭く伸びてくる。

 北日本のV候補は自力型で安定感が増している根本哲吏だ。FⅠでは直近の4場所で決勝に進出。欲しいのはラインの援護だが、差し脚に切れのある佐々木のほか地元戦に燃える荒沢貴史、山田敦也、明田春喜、野木義規らが勝ち上がってファイナルで連係できれば戦いやすくなる。

 湊聖二は目標不在なら自在性を発揮するか。前走平塚での落車が気になるが、成績自体は上向いており影響が少なければ好勝負。小岩大介は直近2回のFⅠで決勝へ。好位からコースを見て突っ込むと連絡みがありそう。

<ガールズケイリン、スターライトティアラ見どころ>
★北海道出身・奥井が勢いを取り戻す★


 北海道札幌出身の〝ガールズ先行日本一〟奥井迪が得意バンクで勢いを取り戻す。3月松山ガールズコレクションでは先手を取れず4着。その後2場所も決勝では主導権を握れず4、5着と不本意な結果が相次いだ。不安や迷いが生じてもおかしくないが、函館では直近出場4回で逃げ切り3連勝が3回、残る1場所も3日間先行して①①❷と好走が続く。イメージいい走路で負の連鎖を断ち切るか。徹底先行のスタイルで強い走りをしっかりと見せる。

★対抗は安定度増した梅川、尾崎ら★


 奥井に力で対抗できるのは梅川風子(=写真上)と尾崎睦。特に、このところ安定度が増しているのが梅川だ。直近6場所オール連対で3回優勝。また尾崎も前走静岡で今年3回目のVを決めており調子は上向き。自在性が増した加瀬加奈子は好位から踏み込むと台頭も。このほか坂口楓華、中川諒子、小坂知子、戸田みよ子あたりが決勝での連候補。地元・函館出身の成田可菜絵も奮闘しそう。