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【平塚GⅠ】W杯金メダリスト脇本 世界の技見せる


 日本の競輪の強さを世界に知らしめた脇本が最高峰の舞台で輝く。2月下旬から3月の頭にかけナショナルチームのオランダ遠征。競輪は3月の松山GⅡウィナーズカップ以来。二足のわらじを履き「(競輪とトラック種目の)双方のレベルが上がるにつれ両立の難しさを感じている。競輪を走る本数が少なくなったが、一走一走何かを得るつもり」と胸の内を明かした。

 昨年12月のW杯第4戦(チリ・サンティアゴ)のケイリン種目で日本人14年ぶりの金メダルを獲得。決勝は強豪をひとまくりし、規格外のパワーを見せつけた。ナショナルチームの新田、渡辺一は昨年のGⅠを席巻した。「日本代表としてやっているので強いのは当たり前という見方をされるし、みんなも結果を残している」。重圧は計り知れないが、はねのけた先にあるのがタイトルだ。

 4月は活動拠点の伊豆ベロドロームでみっちりトレーニング。通常のメニューに加え、素潜りした深さを競うフリーダイビングの呼吸法を学んだ。同種目のW杯のメダリストから指導を受け「伊豆の25㍍プールを潜水で何往復もした」。その心は呼吸を見直すことによるメンタル面の強化だ。これまではレース前に両大腿などを叩く〝高見盛ルーティン〟を実践していたが「自分はメンタル的に弱い部分があった。今まで無理やりモチベーションを上げていたけど、レース前のルーティンを変える」。新たな試みでプレッシャーに打ち勝つ。

 初日特選はダービー4冠の村上義の前。新田との対決となるが「村上さんに任されたのでしっかり走らないと。平塚はまくって1着が多いイメージなので悪いイメージはない」。世界のケイリンを知る男が真価を発揮する。