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【松山GⅡ決勝】三谷 最強の称号を獲る 

 
 3連勝の勝ち上がりも凄いがその内容が桁違いだ。初日は平原に先着。2日目毘沙門天賞では平原のまくりのさらに上を仕掛け切り、準決勝は新田を相手に最終2角から仕掛けて封じ切った。最強と呼ばれる2人を力勝負で倒し、最強の称号を奪う勢いだ。

「しっかり4番手を確保して、あとは自分のタイミングで行けるところから仕掛けて行った。ずっと調子が良かったのでそれが結果につながっています」

 準決勝のレース後の表情は自信に満ちていた。ただここへ来るまでは苦しい時期もあった。

 昨年5月にダービー王に輝き、そのまま突っ走るかと誰もが思った。しかし栄光の後にはピンチが待っていた。7月の福井記念で落車。骨折して8月オールスターを欠場。後半戦も好調時の動きが戻ることはなかった。18年も当初は苦戦が続いたが、S級S班の自覚と責任で徐々に調子を戻し、2月高松記念の前の石垣島合宿で完全に感触を取り戻しVにつなげた。復活ののろしを上げ、2月全日本選抜競輪こそ2次予選で敗退したが、続く地元の奈良記念では兄の将太とワンツーV。「優勝するつもりで来て勝てた」ことで爆走ムードに。続く玉野記念も勝つべくして勝つ。記念3連続V達成で松山に乗り込むと3連勝でファイナルの舞台に立つ。

「バンクコンディションも気にならないし、しっかり力を出し切れるように」

 勝者へのカップがもっとも似合うのはこの男だ。