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【競輪祭初日】稲垣 大逆転GPへ「やれることはやった」


 今年最後のG1「第59回競輪祭」(優勝賞金2890万円)はきょう23日、北九州市の小倉競輪場で開幕。「グランプリ2017」の出場選手が決まる4日間は熱戦が繰り広げられる。初日は特別選抜予選3レースをメインに一次予選が行われる。10Rはスピード上位の深谷知広に浅井康太が続く連係豊富な中部コンビが中心。11Rは総合力上位の平原康多に諸橋愛が続く関東勢と脇本雄太の逃げに乗る村上義弘の対決が焦点。12Rは充実著しい新田祐大に古性優作―稲垣裕之の近畿勢が挑む。なお初日1Rは109期の新鋭・太田竜馬の走りが注目される。

 賞金ランキングは12位でグランプリ出場には大逆転が必要だ。ここに質問は集中した。

 「今年1年、自分なりに頑張ってきたのが今のポジション。その中で最善を尽くすしかない。賞金のことは考えないでベストを尽くすだけです」

 自らに言い聞かせるように話す。滑りだしは決して悪くなかった。2月全日本選抜、3月G2ウィナーズカップで決勝進出。記念でもコンスタントに決勝入りを決めていた。しかし、最後で勝てない。記念決勝で1位入線ながら失格のレースもあった。この流れを断ち切れない中で最後のG1を迎えることになった。

 ただ動きは上向きなのが気持ちを奮い立たせる。直前の大垣記念決勝で、後ろの村上博幸には抜かれたが「自分の力は出し切れた」と手応えをつかんだ。その前の平塚記念の落車による打撲で「今も内出血が止まらず定期的に血を抜かなければならない状態」なのに強烈なパフォーマンスを見せつけた。やはり超人だ。

 このケガも「自転車に乗るには問題ないです。しっかりと乗り込み、やれることはやってきました」と話す。最後の勝負へ準備は万端だ。

 12R特選は近畿ラインで古性マークからの走り。相手は最強を誇る新田だ。ただチャンスはある。古性の位置取りは確かで後手に回らない。古性が新田より先にまくれば好追から一気の追い込みで準優フリーパスのダイヤモンドレースが待っている。