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【記者コラム】〝ママさんレーサー〟復帰を目指す小川


 “アイドルレーサー”がママになって帰ってきた。伊東記念(7~10日)開催中のイベントで産休中の小川美咲(23=静岡・106期)がトークショーを行った。昨年11月11日、S級1班の野原雅也(23=福井・103期)と結婚。今年5月17日に千紗都(ちさと)ちゃんを出産した。今月2日には福井市内で挙式・披露宴を行ったばかり。集まったファンに幸せオーラ全開で笑顔を振りまいた。

 可愛らしいルックスでガールズケイリンのポスターに起用されるなど広告塔としても活躍した小川。現在はレースに参加する夫を献身的にサポートしている。「練習の疲れと子育ての疲れは全く違う。旦那は1、2時間ですぐ疲れちゃいます(笑い)。私はメンタルが強くなりましたね」。子育てを語る姿はすっかりママの顔だった。

 気になる復帰については「気持ちは戻りたい」と前向きだが「時間を見つけてトレーニングしているが、なかなか難しい…。脚が細くなって困っている。今は基礎体力を戻す段階」。四六時中ある家庭内の仕事をこなして自転車と向き合うには「時間が足りない」のが実情だ。

 ガールズ1期生の田口梓乃(旧姓三輪、25=山口)が産休を経て復帰(現在第2子妊娠中で産休中)した例があるが、ママさんレーサーとしてバンクに戻るには相当な覚悟と周囲のサポートが必要。産休から職場復帰を目指す選手は今後も増えるはず。温かく迎えられる環境や制度づくりがますます重要になりそうだ。       

小野 祐一(おの・ゆういち)1983年(昭58)10月26日、秋田県生まれの34歳。06年スポニチ入社、大阪本社で2年、08年から東京本社で競輪担当。最近印象に残ったレースは17日の千葉A級決勝。会田正一(千葉=68期)の執念の中割り強襲。

※17年12月21日・東京版掲載