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【記者コラム】がっかり「新サイト」早急な改善を 

 期待を大きく裏切られた気持ちだ。競輪のオフィシャルウェブサイト「KEIRIN.JP」が6日、リニューアル。直前2日間、ノー競輪デーとしてシステムを停止させ、全国で競輪開催を行わなかった。満を持してオープンした新サイトだが「使いやすくなった」という声が一切聞こえてこない。「投票しづらく時間がかかる」「以前のサイトを使えるようにしてほしい」「競輪アプリを復活させて」。ファンは非難ごうごうだ。記者も同意見。改悪にがっかりしている。
 一番の売りはレースが見られるストリームとネット投票が統合されたこと。投票締め切りは発走3分前に短縮。賞金ランキングは男子と女子が区分され、出走表には追加選手が表記されるなど改良点もある。しかし、それを上回る不便を感じているファンが大多数のようだ。
 記者が困惑しているのは今まで使えた機能が消失した点。ネット会員なら検索できた選手の詳細成績(競輪場を指定した過去成績など)が調べられなくなり、連係回数をチェックするのに便利だった対戦成績検索は直近1年に限られてしまった。リニューアルして機能が退化するとは…。全体的にライトユーザー向けの印象。ヘビーユーザーは怒り心頭だ。
 競輪全体の売り上げの約38%(昨年度)がネット投票を含む電話投票。初のナイター記念として開催された川崎記念(8~11日)の総売り上げは41億5280万円でネット投票の割合は約32%だった。関係者は「電投の売り上げが伸びなかった」と嘆く。一概には言えないが、目標の50億円に届かなかった原因の一つは新サイトにあると考える。
 新しいコンテンツに慣れが必要なのは分かる。だが、それにしても評判が良くない。愛用者からヒアリングをしたのだろうか?早急に対応をしなければ競輪離れを加速させる一因になる。そう警鐘を鳴らしたい。(小野 祐一)   ※17年4月13日付・東京版掲載