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【記者コラム】グランプリ初出場組に熱視線

 先日、幕を閉じた第59回小倉競輪祭(G1)は新田祐大(福島)が圧倒的な強さで初の競輪王に輝いた。上がり10秒6のハイスピードは異次元のもので、他の一流どころもかすんで見えるほどだった。このまま年末のグランプリも一気に突っ走る勢いだ。

 今回で2017年のKEIRINグランプリに出場する9選手が決まった訳だが、初出場組が3人。三谷竜生(奈良)、諸橋愛(新潟)、桑原大志(山口)だ。その中でも桑原が41歳で夢舞台の切符をゲットしたことは称賛に値する。
 優勝戦の結果待ちで「とても疲れました」と気が気ではなかったと思うが地道にコツコツと積み上げてきた努力のたまものだ。今年1年の集大成として悔いのないレースをして欲しい。

 30日のKEIRINグランプリに先駆けて行われるガールズケイリングランプリ(28日)に唯一、初出場となるのが長沢彩(愛知=29・106期)だ。 「グランプリに向けて練習はしています。自分だけ初めてなんで何とかしたいなと思います。ただ、走っただけで終わりたくないです」とグランプリに向けての意気込みを語った。
 その長沢は今年(11月28日現在)はすでに8Vを飾る充実ぶり。5月京王閣のガールズケイリンコレクションを制するなどガールズケイリンではトップクラスの戦績を残している。直近5場所は2V、準V3回。勝率は73%で連対率はパーフェクトと抜群の安定感を誇っている。直前の2場所はあっと一歩のところで優勝を逃す悔しい2着だが、攻めの競走はひと皮向けた印象だ。残りあと1カ月余り、本番に向けてピークに持っていきたい。

 若手の登竜門のヤンググランプリ(29日)も新星・太田竜馬(徳島)を筆頭に将来のスター候補性が結集し見応え満載だ。
 今年の競輪界を締めくくる年末の祭典に胸が躍る。

(下野 章雄) ※17年11月29日付・大阪版掲載