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【記者コラム】ダービー本番へFⅠ戦が熱いぞ!


 3月21日に武田豊樹のVで幕を閉じたG2松山ウィナーズカップの後、GⅢは小松島でトラック競技支援競輪があったものの、記念GⅢはナイターの10日優勝戦の川崎までなかったため、F1戦が数多く開催された。

 成田和也、木暮安由、金子貴志らGⅠ戦線で活躍する実力者のVは当然ともいえるが、とくに光る活躍を見せたのが徳島の小川真太郎=写真=だ。3月31日の平塚では大激戦をまくってV。9日の伊東では四国ラインの門田凌を追走から番手まくりで、吉田敏洋の反撃を封じ切っての連続V。実力が拮抗(きっこう)するF1戦で連続Vは至難の業だ。ヨコの動きも強く後手に回ることはない。ハートも強くトップクラスとの対戦でもひるまない。着実にランクアップを果たしている。

 GⅠ最高のグレードを誇る日本選手権(ダービー、平塚)が5月1日に迫り、参加する選手はそこに照準を合わせている。F1戦はダービーへ向けての試行錯誤の場でもある。ニューフレームを試したり、ベストのセッティングを求めて新たな調整をする。調整が合っていない時は実力者でも思わぬ苦戦をしいられる。イキのいい若手が無欲で挑んでくるのをどう受け止めるのか。この実力者と若手のせめぎ合いがF1戦の魅力でもある。

 小川真太郎のダービーでの活躍はもちろんだが、日頃のF1戦を見て活躍が期待される選手を見つけておくのもダービー本番に向けてはきっと役立つ。松川高大は今年に入ってF1戦で決勝進出を続け3月にはVを飾り完全復活は近い。ベテランの斎藤登志信も2、3月にVを飾り変わらぬ切れ味を発揮している。ダービーまでまだまだ続くF1戦で、グンと動きを上昇させている選手がいれば間違いなく狙いだ。(緒方 泰士)

※18年4月11日付・大阪版