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【記者コラム】ナイター場の併売 待ち時間の短縮を

 10日決勝の川崎記念は小原太樹(29=神奈川)の記念初Vで幕を閉じた。売り上げは38億9000万円で目標額に届かなかった。

 GⅢナイターは“新しい試み”として昨年の川崎から始まった。17年4月8~11日の川崎G3の売り上げは41億5000万円、8月3~6日の川崎G3は36億4000万円。昨年の結果を受けて今年は川崎と函館がG3ナイターを年に2回開催する。

 川崎と函館の各2開催は概定番組(出場選手、勝ち上がり)が異なる。1開催は10日決勝の川崎記念概定で108人の正選手。もう1開催の概定は次のGⅢナイター函館(26~29日)。ガールズが3レース実施されて、男子が9レース制の今年からの試み。しかし以前も述べたようにGⅡ、GⅢ開催に限ってはいろいろ試みがあっていい。

 新しい試みといえば今回の川崎記念中の「南関リレーカーニバル」。川崎がナイター開催ということで7~9日の伊東FⅠが昼間に場外発売された。過去と違う点は伊東の最終レース(11R)の発走時間が14時47分。川崎記念の1Rの発走時間が15時35分だったことで、伊東終了後に川崎につなぐ時間設定だった。

 南関東地区の施行者間では同地区のGⅢ開催中にFⅠ開催の競合は過去になかったが、伊東市の競輪事業課長・福西淳氏の企画を基に実現された。現在、ナイター開催場が他場を併売するケースは前半戦の1~3レースが重複する。これは他場のメインと重複することでマイナス面もある。

 今回の企画は今後につながる。ただし場外ファンにとっては改善点がある。伊東の最終レースから川崎の1レースまで40分以上空いたことだ。初日はGⅢの一次予選を待つ時間になるが、2日目と3日目はG3の“負け戦”を待つ時間になる。この待ち時間は長い。今後は2日目と3日目は併売場の発走時間を変えて待ち時間を短縮するのが場外ファンにとって望ましい。

 中林 陵治(なかばやし・りょうじ)1962年(昭37)7月13日生まれ、熊本県出身の55歳。慶大卒。87年4月入社、翌5月に坂本英一(栃木)ら59期生のデビュー戦(花月園新人リーグ)で記者デビュー。以来、競輪の現場取材一筋30年。通算車券購入額上位選手①神山雄一郎②鈴木誠③小橋正義。

※18年4月12日・東京版掲載