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【記者コラム】ナショナルチーム東京五輪へ前進

 14日から17日まで「第34回共同通信社杯(GⅡ)」が高知競輪場で開催されるがナショナルチームのメンバーは残念ながら出場しない。先月のGⅠ平オールスター競輪以降は自転車競技に専念していて各地の大会で結果を残している。

 

 先月末のアジア大会(インドネシア)は男子チームスプリント(雨谷一樹、新田祐大、深谷知広)で銅メダル。3、4位決定戦では優勝した中国のタイムを上回る大会新記録を出しただけに、ちょっと残念な結果だった。スプリントは深谷が決勝に進み銀メダルを獲得、脇本は7位だった。ケイリンは新田が1位と僅差の悔しい銀メダル。脇本は5位に終わった。新田はオールスターで落車したが影響を感じさせなかった。

 

 帰国後は今月8、9日に伊豆ベロドロームで行われた全日本トラックに参戦した。ケイリンは渡辺一成が優勝、脇本が2位、新田が3位、深谷が4位だった。渡辺一はアジア大会に選ばれなかっただけに一矢報いることができた。スプリントは深谷が優勝。渡辺一が2位、新田が3位だった。

 

 ブノワ氏をヘッドコーチに招へいしたのが16年11月。伊豆に住んでトレーニングをする態勢に変わりナショナルチーム全体がレベルアップしている。オールスターの時に脇本は「ブノワは『1年半ぐらいかかる』と言っていた。今までの理論を変えて力をつけるのに、それぐらい時間がかかる」と話していたように、世界との差は着実に縮まっている。

 

 秋にはワールドカップなど20年東京五輪の出場権をかけた戦いがいよいよ始まる。3月世界選ケイリン銀メダリストの河端朋之は7月に鎖骨を骨折して現在は大会に出場していないが、復帰してくれば結果を出してくれるだろう。今後もナショナルチームは国内の競輪を走る機会が少ない。トップレーサーを生で見る機会は限定されるが世界各国で活躍してアピールしてもらいたい。(亀田 克也)

 

 2018年9月12日大阪版掲載