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【記者コラム】ネット投票全盛時代 サーバー強化は必要不可欠

 1月中旬に各地を襲った大寒波。四日市では22年ぶりの大雪に見舞われ、交通機関はまひ。バンクも分厚い積雪で真っ白に。融雪装置は常設しておらず、18日のF2初日の開催に向けて職員総出で懸命な雪かき作業を行っていた。
 その日の朝、記者は近鉄四日市駅でタクシー待ちの行列の中。40分待ってもその行列は縮まらず途方に暮れていたとき、競輪場行きの無料バスが視界に。大宮記念最終日の場外発売があって助かった。同じ列に並んでいた愛媛の池内吾郎選手を誘い、2人でバス乗り場へ。車内には熊本の藤本博之選手の姿も。「ガリガリガリ」とチェーンがアスファルトを削る爆音の中、今後の競輪界の話や選手ならではの苦労話など、普段の検車場ではなかなか話せない話題で盛り上がった。
 翌日には極寒のナイター戦を走る両選手。「みんな条件が同じなら、冬場ぐらい長ズボンで走らせてくれないか」という要望は当然だろう。以前にも嘆願したようだが「足の貼り、血色で調子を見る選手もいる」という理由却下されたらしい。実際、その部分で判断するファンはどれだけいるのか?競輪の顔見せはライン構成を公表する意味合いが強く、言葉を発せない競走馬のパドックとは違う。調子はコメントや近況の成績や動きなどを参考にすればいい。それよりも寒さを軽減させる服装を許可して、選手のパフォーマンスを最大限に発揮できるようにした方がいいのでは?
 もう一つ。これは年末のグランプリでのこと。keirin.jpからのネット投票が、本戦前にパンクした。この事態を予想してかお知らせ欄では早めの投票を促していたが、ギリギリまでオッズと相談して買いたいファンは大勢いる。買いたくても買えなかった人たちの売り上げは、果たして何億円あったのか…。ネット投票全盛の時代。いくら莫大(ばくだい)な資金が必要だとしても、サーバー強化は必要不可欠だと思う。(岡田 光弘) ※17年1月25日付・大阪版掲載