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【記者コラム】ブノワ招へいから1年 着実に進化

 自転車競技のナショナルチームにブノワ・ベトゥヘッドコーチを招へいして1年が経過した。強化指定選手は伊豆で生活してレベルアップをはかっている。世界を目指す厳しいトレーニングをこなし国内の競走では調整する期間すら与えられていない。そんな状況でも6月高松宮記念杯は新田祐大、8月オールスターと10月寬仁親王牌は渡辺一成がGⅠ優勝しているように効果はてきめんだ。秋には深谷知広がナショナルチーム入りし平原康多も自転車競技のトレーニングを取り入れるようになっている。

 強化指定選手は寬仁親王牌の後は日本を離れワールドカップ(W杯)に出場した。第1戦のポーランドはチームスプリントでJPC(雨谷一樹、渡辺一成、河端朋之)44秒019で17チーム中9位。ドリームシーカー(長迫吉拓、新田祐大、深谷知広)44秒391で11位だった。ちなみに長迫はBMXの選手だがダッシュ力を見込まれて自転車競技に参戦している。ケイリンは渡辺一が敗者復活戦で落車、新田は11位、脇本は12位。スプリントは新田と脇本が1回戦敗退。河端は2回戦敗退となっている。

 第2戦のマンチェスターはチームスプリントでJPC(雨谷一樹、河端朋之、脇本雄太)44秒533で14チーム中11位。ドリームシーカー(長迫吉拓、新田祐大、深谷知広)44秒301で10位と入賞はかなわなかった。スプリントは脇本が1回戦敗退。1㌔タイムトライアルは深谷が1分2秒260で22人中16位。ケイリンは河端が敗者復活戦で敗退となったが新田は決勝に進出。5位で惜しくもメダル獲得はならなかった。

 まだまだ世界の壁は厚いが個々のレベルは着実に上がっている。20年東京五輪へ向けて課題は多いがまだまだ伸びしろは見込める。競輪祭(小倉・23日~26日)が終わっても休む間もなく来月にはW杯3戦と4戦が開催される。グランプリ(平塚・12月30日)の前に海外から朗報が届くことを期待している。(亀田 克也)

※17年11月22日付・大阪版掲載