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【記者コラム】ヤングGPワンツーの渡辺・小笹

 昨年のヤンググランプリを制した渡辺雄太(22)の“凱旋”に沸いた3月29~31日の立川F1。イチかバチかでインを突いた奇襲でヤングを制したが「その後、しばらくは勝負どころでインを見てしまう癖がついて…。ようやく前回くらいから本来のレースができるようになった」と渡辺。「ここは相性がいいので楽しみ」と前検日に話していたが、その言葉通り、しっかり決勝へ駒を進めた。
 初日は同県先輩の片寄を連れホーム前先行で快勝。準決ではライバル・新山響平との対戦。逃げた新山を4番手からあっさりまくった。「落車があって脚を使わずに好位を取れた。ツキ一本ですね」と謙遜したが、前々に攻める気持ちが好結果につながった。決勝も迷わず先行策。木暮に番手に入られる展開でもしぶとく踏み直し4着に粘った。まばゆい輝きを放っていたデビュー当初に比べ、やや伸び悩んでいたが、ヤングVで再浮上のきっかけをつかんだ。「2度目のF1優勝と記念決勝」という目標は近いうち必ず達成できるはずだ。
 ヤング2着の小笹隼人(27)も意地を見せた。大きな着順ばかりの現状に「力不足」と元気はなかったが、ラインができず単騎戦となった初日をまくって久々の1着。準決は果敢に先行して番手林の決勝進出に貢献した。初連係の林は「小笹君は点数(95点)以上に力がある。うまくラインで作戦を立てて先行できればもっとやれる。頑張れ」と本人を激励。ありがたい言葉に小笹も意を強くしていた。渡辺は8日からのG3川崎・桜花賞に参戦。小笹は和歌山F1(19~21日)へ。両者の活躍が楽しみだ。(狩谷 牧生) ※17年4月6日・東京版掲載