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【記者コラム】伏見・成田 貴重な地元記念に闘志


 いわき平記念が開幕。平記念の開催時期は01年度まではグランプリ前の12月が定位置だった。記念競輪が4日制となった02年度からは3月や9月に開催され、最近4年間は1月下旬の寒い時期に開催されている。
 いわき平記念の出場メンバーの特徴は地元選手のレベルが高いこと。現在S級の福島県のタイトルホルダーは岡部芳幸、伏見俊昭、佐藤慎太郎、山崎芳仁、成田和也=写真=、新田祐大、渡辺一成の7人。選手層の薄い他県なら実績があれば毎年のように地元記念に斡旋がある。しかしハイレベルの福島県は名前だけで地元記念出場はかなわない。
 初日特選を走る渡辺、成田、伏見の3人は昨年の地元記念を走っていない。ちなみに昨年は岡部、佐藤、山崎の3人が出場。今回3年ぶりに地元記念を走る伏見と成田の「一戦一戦しっかり走りたい」の言葉には重みがある。
 初日の特選メンバーを見渡すとS級S班が渡辺一成1人だけに気づく。今回の平記念の初期斡旋は昨年11月に行われた。小倉競輪祭が始まる前の斡旋になるためS級S班が確定していない微妙な時期。その時点で新田と渡辺はGP出場を決めており、地元記念斡旋は当然だが、新田はナショナルチームの合宿のため地元記念斡旋が見送られた。斡旋があったS班の稲垣裕之が欠場(病気)したこともあるが、直前の松山記念(19~22日)にS班が5人出場したことで、この差は何?とも感じる。付け加えれば吉田敏洋は初期斡旋の時期にS班のボーダーライン上にいたことで今回の斡旋がある。1月の記念は立川を皮切りに5回開催。1月記念の初期斡旋が競輪祭前の11月に決まる以上、この難しさは残る。(中林 陵治)
※17年1月26日付・東京版掲載