ニュース

【記者コラム】佐々木豪 大型先行に成長だ


 先月の23~25日まで開催された小松島競輪の「国際自転車トラック競技支援競輪(GⅢ)」は盛況のうちに幕を閉じた。山田英明が連日、圧倒的な強さで3連勝を飾り、GⅢ初制覇を飾った。初日と決勝戦でマークした大塚健一郎が「山田は日本一の自在型」と絶賛するほどの強さ。今の勢いならGⅠ制覇を飾っても不思議ではない。

 山田英の独り舞台ともいえるシリーズだったが、109期の佐々木豪=写真=(22・愛媛)の活躍も印象に残った。地元地区の開催とあって意気込みが違った。前検日には「(前検日の)3日前から久米(康平)さんのところでお世話になっています。気持ちはすでに小松島です。優勝するぐらいの気持ちですよ」と競走前から気合は満々。

 今年1月にS級へ昇級してから即、F1戦で連続して決勝進出するなど、着実にステップアップする。

 しかし、本人は「レースが下手くそです。組み立てが甘い。愛媛は松本(貴治)さんをはじめ、強い人が多いし、自分はまだまだです」と現状には満足していない。

 2着権利の予選は7番手から強引に巻き返し2着に粘ったが、地元の大将格の阿竹智史(3着)を連れ込めず、「何とも言えない…」とレース後の表情はこわばっていた。

 準決はカマした古性優作―北野武史を3番手から力強くまくり追い込みで1勝。「珍しく落ち着いていました。決勝は四国地区の代表として優勝を目指して頑張りたい」ときっぱり。

 決勝は「中途半端はしたくなかった」と中四国勢の松浦悠士―池田良を連れて鐘から一気に先制したが、まくられて9着大敗した。

 S級のトップクラスとはスピードの差を痛感させられたが、3日制とはいえGⅢの決勝に乗ったことは自信になったはず。隆盛誇る四国の若手の先行型の1人として、さらに勢いを増していくだろう。  (下野 章雄)

※18年4月4日付・大阪版掲載