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【記者コラム】前哨戦〝明暗〟碧衣vs真備 熱き女の戦い必見


 ガールズグランプリでも大きな注目を集める機動型の児玉碧衣(22=福岡、右)と高木真備(22=東京、左)を取手、いわき平で取材した。取手(1~3日)の児玉は「追い込んだ練習をして来ているので少し重い感じがする」と言いながらも初日に大差のぶっち切り。その後も危なげなく連勝して完全V。「この後の千葉(15~17日)にも斡旋が入っているが、出るかどうか迷っている。レースに出るよりもまとまった練習をしたい」と話していたが、取手でしっかり手応えをつかんだようで千葉は欠場。このままの勢いで本番へ向かう。

 一方、高木はいわき平(9~11日)の決勝で落車する不運。幸い骨折などはなくグランプリへの出場に問題なさそうだ。「昨年は出られるだけで満足してしまったところがあった。今年は違う。勝つ気持ちで臨む」と力を込める。抜群のダッシュ力を生かして初日、2日目を連勝したが、同じ姓という縁もあり、真備の練習をバックアップしているべテランの高木隆弘(48=神奈川)は「まだ周りが見えていないな。力はあるのだから、もっと頭を使ってレースを組み立てないと」と不満げ。警戒され、内に詰まった動きに「上位との戦いではほんのわずかなロスでも致命傷になる」と辛口だった。今後はしっかり落車のケアをして本番までにどこまで状態を上げていけるかが鍵になる。コーチ役の高木隆弘の手腕にも注目だ。

♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日、神奈川県生まれの53歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。13年、21年ぶりに競輪の現場に復帰。選手会の署名活動を取材、千葉競輪存続に選手たちの喜ぶ顔が頭に浮かんだ。

※17年12月14日付・東京版掲載