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【記者コラム】奥井「グランプリの無念晴らす」

 ダービー開催中の5月3日に平塚で行われるガールズコレクションを目指すトライアルが熱い。わずか7枚の切符を巡ってのし烈な戦い。第1ステージの高松(12~14日)では児玉碧衣、山原さくらが決勝1、2着。続く第2ステージの奈良(19~21日)は高木真備、大久保花梨のワンツー。残り1周の壮絶なもがき合いは迫力十分だった。

 あす26日から28日まで行われる第3ステージの松戸で全ての出場選手が決まる。勝ち上がりは従来のガールズケイリンと同じで予選のポイント上位7人が決勝に進み、優勝者と準優勝者と3着3人のうち最も選考順位の高い選手がガルコレに選ばれる。

 松戸ステージには昨年のガールズグランプリで2着に惜敗した奥井迪(36=東京)が満を持して登場する。年明けに立川で行われたトークショーで奥井は「最後は差されたと思ったけど、何とか奇跡が起こっていないかと…。グランプリの悔しさはグランプリでしか晴らせない。もう壱度、あの舞台に立ち今度こそ勝ちたい」と熱い思いを大勢のファンの前で明かしている。

 グランプリは賞金順。賞金額の高いガルコレを勝つことでグランプリへの道が開ける。ライバルは112期の鈴木美教、太田りゆ、梅川風子に、石井貴子(千葉)、尾崎睦らがいてかなり強力。圧倒的な先行力を誇る奥井でも簡単に勝てる相手ではない。グランプリウイナーの石井寛子ですら高松ステージの決勝4着で平塚ガルコレには出場できない。グランプリの無念を胸に、注目のステージで奥井がどんな走りを見せるか目が離せない。

♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日、神奈川県生まれの53歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰。選手会の署名活動を取材、千葉競輪存続に選手たちの喜ぶ顔が頭に浮かんだ。

※18年1月25日付・東京版掲載