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平原康多G1連覇 武田との関東黄金コンビでワンツー

 平原がG1連覇――。今年初のG1・平成28年熊本地震被災地支援競輪「第32回全日本選抜競輪」の決勝戦が19日、茨城・取手競輪場で争われ、平原康多(34=埼玉・87期)が優勝。グランプリ2017(12月30日・平塚)の一番切符と賞金3000万円(副賞含む)を獲得した。平原のG1優勝は16年12月の競輪祭に続いて7回目。なお2着は武田豊樹で関東黄金コンビのワンツー決着だった。

 心技体の充実著しい平原が「総力戦で戦った結果」17年初のG1を制覇した。平原―武田―諸橋―神山で結束した関東勢は前受けからレースを組み立てた。残り2周から三谷―稲垣が上昇すると、平原は「三谷君のペースと単騎戦3人の動き」を瞬時に判断し、三谷の番手勝負を選択。稲垣は競り落としたが、単騎戦で外を行かれた新田に「稲垣さんと戦って脚力を消耗していた」中でも、すかさず切り替えて追走した。
 最終4コーナーを回り、直線勝負に入ると「思い切り(新田を)抜きにいかないと武田さんにチャンスがない」と最後の力を振り絞って新田を捉え、盟友・武田と上位独占を決めた。ゴール直後に平原は右手でガッツポーズ。「勝てて良かった」。爽やかな笑顔で声援に応えたが「武田さんの地元で喜び過ぎました」と照れ笑いも浮かべた。
 平原は7回目のG1優勝で「グランプリ2017」の一番乗りを決めた。昨年は度重なる落車で苦しみ、最後のG1競輪祭でGP切符を獲得しただけに「今年はいい滑りだし」と目を細めた。しかし「今年は始まったばかりだし、さらに気を引き締めて走る」と第一人者の責任感を示した。
 2日目スタールビー賞、3日目準決勝、そして決勝戦と武田の前で責任感あふれる走りを見せ、3日連続で上位独占を決めた“関東黄金コンビ”。G1決勝戦は昨年11月の競輪祭に続いて平原優勝、武田2着の決着となった。今年もまた関東黄金コンビがビッグ戦線の行方を左右するのは確かだ。