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【記者コラム】平塚GP桑原 波乱演出あるぞ

 KEIRINグランプリ2017(30日・平塚)まであと17日となった。20日の前夜祭で並びが発表されて、ここから一気にヒートアップしていく。昨年からは4人が入れ替わり三谷竜生(30=奈良)、諸橋愛(40=新潟)、桑原大志(41=山口)が初出場となる。

 特に桑原は5月・日本選手権で賞金を加算できたのが大きかった。初めてGⅠの2次予選をクリアすると準決勝も3着に入った。さらに決勝も三谷竜を追走して2着と大活躍した。日本選手権の決勝2着賞金は2920万円(副賞込み)で4日制GⅠの優勝賞金とほぼ同額。これで満足することなく日本選手権以外でも2000万円近く稼いだことで年末の夢舞台に立つ権利を手に入れた。本人もGP初出場が決まった直後に「ダービーの後はメンタル的に苦しかったけど、周りからは諦めるなと言われた。コツコツやっていい方に向いた」と地道な努力が実を結んだ。

 日本選手権決勝2着に入れば誰もがGPに出場できた訳ではない。1999年以降、日本選手権決勝2着でGP出場者は桑原を含めて20人中13人。12年の山崎芳仁と14年の武田豊樹以外はGⅠ優勝がなく賞金でのGP出場だった。

 昨年だけは日本選手権が2回ありGⅠが年7回となったことで吉田敏洋、川村晃司は後一歩でGP出場を逃している。桑原を除く12人のGP成績は【3018】と勝率25%。追い込みでは06年・有坂直樹と11年・山口幸二がGPを制し、どちらも2車単は1万超えだった。これは桑原にとっては吉兆データといえるだろう。平塚開催のGPは荒れることが多い。波乱の立役者となるか。(亀田 克也)

※17年12月13日付・大阪版掲載