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【記者コラム】待ち遠しい新生・千葉競輪場

 年末は公営ギャンブルの祭典が目白推しでファンの盛り上がりは最高潮だ。特に有馬記念のキタサンブラックの有終Vには感動したことだろう。興奮がさめぬ中、競輪の大一番、KEIRINグランプリ2017が30日に控えている。今年のベスト9が最高峰の舞台で激闘を繰り広げる。主役は最強のスピードスター新田祐大(福島)と思われるが、競輪は筋書きのないドラマが待っているもの。どんな結末に? 記者も今からわくわくしている。

 話題は変わるが、12月15日から開催された千葉FⅠ戦で「500バンクの千葉」が68年間の歴史に幕を閉じた。その千葉に出場していた地元の加賀山淳に現在開催中の向日町FⅠ戦で話を聞くことができた。
 「廃止となったびわこと違って250バンクとして再開する予定なんで。泣くようなことはなかったけど、感慨深いモノはありました」と500バンクでのラストランを振り返った。
 「初日の予選は(鈴木)誠さんと一緒だったんですが、誠さんへの声援が凄かった」とファンの熱気をひしひしと感じたようだ。
 最終日には名残を惜しむファンが約3000人以上つめかけた。A級は会田正一、S級は海老根恵太と地元両者が優勝し最高の結果で終わった。

 その千葉競輪には記者も思い入れがある。日本競輪学校の滝沢正光校長の現役時代のGⅠ初制覇が84年の日本選手権だった。その瞬間を現地で見たのだ。レース後に感動の涙にくれていた滝沢さんの姿を目の当たりにした時はぐっとくるものがあった。

 日本選手権を8回開催するなど名勝負に沸いた千葉バンク。東京オリンピックが開催される2020年の秋をメドに国際規格の250㍍バンク(屋内)として新生・千葉競輪が再開される予定だ。思い出深いバンクでまた、熱いレースを期待したい。(下野 章雄)

最終日決勝戦終了後、バンクが開放された千葉競輪場

※17年12月27日付・大阪版掲載