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【記者コラム】時代に応じて新企画 新GⅡに期待

 今年新設のG2「第1回ウィナーズカップ」(17~20日、高松)。7日に掲載した初日特別選抜予選3レースを見れば出場選手の選考基準が浮かんでくる。詳細は17日付の本紙を楽しみにしてほしいがG2開催において、その時代背景に応じて新しい企画を試みるのはいいと思う。
 G2の元祖は89年12月に始まった「ふるさとダービー」。特別競輪を開催できない競輪場のファンにトップスターの走りを見せることが目的の1つ。場外発売、放映が少ない時代のファンは現場観戦がほとんど。“地方活性化”の時代でもあり、ふるダビは盛況を誇った。
 開催当初の出場選手は記念同様に厳格な基準はなく、斡旋による出場で1年に3回開催された。01年度からの4年間、G1全日本選抜競輪のトライアルとして実施された期間もあったが、08年11月に始まりの地・広島競輪場で終了した。
 次のG2は「共同通信社杯」。第1回(88年)の単発レースから始まり、第8回(96年1月)から4日制の準特別競輪として開催。ふるダビ終了後の09~11年に「春一番」「秋本番」として1年に2回開催の期間もあったが、12年からは現行の開催に戻っている。
 続いて02年2月から始まったG2「東西王座戦」。第1~5回は東王座戦と西王座戦が東西別の競輪場で4日制の開催。第6回(07年2月)からは東西同時の3日制となり、12年2月の高知を最後に幕を閉じた。
 そして05年8月から始まったG2「サマーナイトフェスティバル」。2日制から3日制へ。14年からはガールズも実施している。
 グランプリに直結するG1は格の重みが大事。10、20年後に注釈が必要な開催(SSシリーズ風光る、SSカップみのり、など)は不要だ。一方、G2はその時代背景を考慮して興趣ある開催を打ち出していいと思う。ウィナーズカップの滑り出しに注目したい。(中林 陵治)
※17年3月9日付・東京版掲載