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【記者コラム】目標のGP制覇へ努力惜しむな!野本

 7月にデビューしたガールズ114期生。在校1位で卒業記念Vの柳原真緒、在校中にゴールデンキャップを獲得した日野未来ら好素材はいるが、まだ本来の力を出し切れていない。優勝を飾ったのは佐藤水菜(みな、19=神奈川)と野本怜菜(20=埼玉、写真)の2人だけだ。

 

 今回は、唯一2度の優勝を果たしている野本を取り上げる。デビュー3場所目の京王閣で児玉碧衣、梅川風子ら強敵相手に初V。決勝は先行して粘る梅川に児玉がてこずっている隙を逃さず、鮮やかなまくりを決めた。続く青森では2日目に落車しながら根性で優勝を勝ち取った。

 

 3場所連続Vを狙った川崎(3~5日)は落車明け初戦。「全身の打撲できつかったので豊橋はお休みさせてもらった。十分にケアはしてきたし練習でも動けていたので」と気丈に話していたが、本来のリズムではなかった。初日はまくるも田中まいにかわされ2着。2日目は山原さくらとの対戦。最終Hで山原を叩く絶好のチャンスがあったが中途半端な仕掛けで外に浮いて5着。「決勝では力勝負できるように頑張る」と誓ったが、流れ込んだだけの4着だった。

 

 高校時代は陸上の棒高跳びで活躍。1㍍66の恵まれた体格を生かしたまくりは破壊力十分だ。レースの組み立ては甘いが、勝負どころで迷いなく踏めるようになれば、トップクラスとの選手とも好勝負に持ち込める力がある。「ガールズGPで優勝する」という目標に向け努力を惜しまずに頑張ってほしい。現在、出走中のいわき平では初日2着。2日目以降も好レースを期待したい。

 

 ♤狩谷 牧生(かりや・まきお)1964年(昭39)4月11日生まれ、神奈川県出身の54歳。88年4月スポニチ入社。92年1月にレース部へ異動。1年間の競輪取材の後、中央競馬担当に。2013年、21年ぶりに競輪の現場に復帰。ミッドナイト競輪では初めて会う西日本の選手を取材して新鮮な刺激を受けている。

 

 2018年9月13日東京版掲載