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【記者コラム】9車立ても推理しやすい番組を

 第33回共同通信社杯競輪(以下共同杯)が、あす15日から佐賀・武雄競輪場で開催される。武雄での共同杯は11年以来2回目。GⅡはふるさとダービー4度を含めて6回目の開催となる。
 
 共同杯は88年10月(平塚)に一発勝負として始まり、93年10月(広島)の第6回まで単発で争われた。出場選手は全国8地区の競走得点1位者と推薦(得点上位者)の計9人。

 96年1月(名古屋)の第8回から4日制の準特別競輪として真冬に実施。01年(京王閣)からGⅠ開催がない10月にグランプリの賞金争いで大事な大会として定着。03年(広島)の優勝者・吉岡稔真が逆転のGP出場に前進したのが記憶に残る。09年4月(佐世保)からは春一番、秋本番の年2開催となったが、12年44月(名古屋)から年1回の開催となった。

 GⅡの特徴の1つは自動番組制度。05年8月(川崎)に始まったサマーナイトFは第1回から初日予選を自動番組で実施。東西王座戦は07年2月(宇都宮)から自動番組を採用した。共同杯は09年4月から自動番組を実施したが、10年4月(小松島)の準決勝がメンバーの強弱に差があり過ぎたこともあり、12年4月から自動番組は現行の二次予選までとなった。

 自動番組には賛否両論ある。〝ワンパターンでなく新鮮〟が賛成派なら〝推理しづらく買いづらい〟が反対派。この自動番組は神山雄一郎と吉岡稔真の東西横綱時代だったらあり得なかった。2人が一次予選で対戦したら…。競輪は興行であり、売り上げ一番であればスター選手には番組のアドバンテージがあり、勝ち上がってもらうべき。

 今年8月から開始されたブロックセブンのキャッチフレーズは「推理しやすい、分かりやすい、的中しやすい」。7車立てばかりでなく9車立ても、このキャッチフレーズは当てはまる。私は見慣れた番組で車券を買う派だ。

 中林 陵治(なかばやし・りょうじ)1962年(昭37)、熊本県生まれの55歳。慶大卒。87年4月入社、翌5月に関根幸夫(神奈川)ら59期生のデビュー戦(花月園新人リーグ)で記者デビュー。以来、競輪の現場取材一筋30年。勝負レースは5車の結束、競り、番手まくり。

※9月14日付・東京版掲載