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【GⅠ全日本選抜 決勝戦】新田 単騎で強力連係ねじ伏せる

  四日市競輪場で開催中のGⅠ「第33回全日本選抜競輪」はきょう12日、最終日を迎え第12Rで決勝戦が行われる。今年初のGⅠ決勝は「グランプリ2018」の一番切符と優勝賞金2990万円(副賞含む)を懸けて争われる。中心は準決勝も抜群のスピードを見せつけた17年MVPの新田祐大。総合力上位の平原康多は吉沢純平を目標に全日本選抜連覇を目指す。また村上兄弟を軸に4車で結束する近畿勢からの狙いもある。


 こんな動きを見ることはめったにない。最終ホームで7番手から仕掛けようとするが思いとどまり急ブレーキ。マークしていた佐藤慎が内から新田の横に並びそうになる。最終バックで再度踏み込むと、そこからはいつもの走りだった。ゴール前は流し気味に決勝進出を決めた。

 「仕掛けようとしたが前のタイミングと僕のタイミングが合わなかった。道中で後ろを苦しい展開にしてしまった」

 自分だけのレースになってしまったことに悔しさものぞく。それでも今シリーズの走りは今年も新田がビッグレースの主役であると誰もに認めさせる破壊力を見せつけている。

 「競輪らしいレースはできてませんが、体の感じは問題なく大丈夫です」と自信ものぞかせる。

 昨年末のクランプリが3着に終わった後は、自転車競技の合宿でアメリカへ飛んだ。そこでは「今までにない強度の練習」で、世界の強豪と戦うために、さらなるスピード強化に取り組んだ。これが競輪でもプラスに働くのは当然だ。

 決勝戦は北日本地区の選手が1人となり単騎戦となった。「ラインで決まらなかった悔しさを決勝で晴らしたい」と北日本代表として挑む覚悟だ。そして自転車競技のアジア大会に出場するため今開催を欠場した深谷知広、渡辺一成の思いも背負って走る。単騎だが1人じゃない。4車で結束の近畿勢、吉沢│平原の強力連係を異次元のパワーでねじ伏せ一番乗りでグランプリ出場を決める。