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【GⅡ松山ウイナーズカップ】武田 骨盤骨折から復活V 盟友・平原とワンツー

 武田、平原でワンツー決着――。GⅡ「第2回ウィナーズカップ」の決勝戦は21日、愛媛・松山競輪場で行われた。レースは平原康多のまくりに乗った武田豊樹(44=茨城・88期、写真)が差して優勝、賞金2130万円を獲得した。

 先行態勢に入った原田の後位で三谷が予想外のイン粘り。この時点で平原ー武田の関東勢にレースの流れは向いた。平原が豪快スパートを決めると武田は離れたが追いつき、最後はガッチリと差し切り関東ワンツーを決めた。ゴール後には「オールスターを獲った競輪場だからなつかしく感じました」と1年半ぶりの優勝の余韻に浸った。

 昨年8月、いわき平オールスターで骨盤を骨折。思うような走りができない日々が続いた。「骨盤を折ってからスピードが出ない。悩み抜きながらトレーニング」も、本来の実力には戻らない。折れそうな気持ちを支えたのが僚友・平原の存在だった。

 「良いときも悪い時も一緒と思って走ってきた。ずっと決まってなかったのでうれしい」。

 自身のVよりも平原とのワンツーが最高の喜びだ。また胴上げに参加した多くの茨城の後輩の存在も気持ちを強くする。「若手の見本となれるように」と表情を引き締めた。

 次のGⅠ「日本選手権」(5月1~6日、平塚)には失格のペナルティーで斡旋が止まり出場できない。S級S班として年末のグランプリ出場がノルマの中で、今回のVは何よりのアドバンテージだ。次に出場するGⅠは「高松宮記念杯」(6月14~17日、岸和田)からとなる。

 「体を治すことに専念して、またこういう大きな舞台で勝負できるように」

 復活を遂げた今、平原との関東最強タッグが再度、競輪界の中心に躍り出る。

♤武田 豊樹(たけだ・とよき)1974年(昭49)1月9日生まれの44歳。2003年7月4日、競輪学校88期生として立川でデビュー(11落)。スピードスケートで活躍した身体能力を発揮して、第一線で活躍を続けている。GⅠ7V。グランプリ1V。