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【23日開幕 小松島国際自転車トラック支援競輪】古性 気迫の走り見せる

 第6回国際自転車トラック競技支援競輪(GⅢ)は23日から25日までの3日間、徳島県・小松島競輪場で開催される。3日制で1日12レース、オールS級トーナメント(10レース)のほか国際ルールのKEIRIN EVOLUTIONがポイントによる勝ち上がり方式(7車立て、2レース)で実施される。

 S級トーナメントは近畿の自在型で近況充実の古性優作のほか三谷将太、山田英明、山崎芳仁、石塚輪太郎、郡司浩平、根田空史、大塚健一郎、永井清史ら好メンバーがそろって熱戦を展開。KEIRIN EVOLUTIONも根本哲吏、山田庸平ら14選手により白熱のバトルが繰り広げられる。

<近畿のファイター 古性が中心>

 好調選手が多くそろうが古性優作に〝◎〟。気迫あふれる走りでファンの心を引きつける近畿のファイター。2月四日市全日本選抜ではGⅠで2度目の決勝進出。近畿ライン4車の先頭で主導権を握った。結果はハイパワーでまくった新田祐大がV。自身は9着となったが近畿の番手と3番手を回った村上義弘、博幸兄弟が2、3着。ラインから優勝者を出すことはできなかったが重要なレースでしっかりと役割を果たした。
 
 その次の静岡記念決勝でも村上義の前で自力勝負。巧みに3番手をキープするとBまくりで1着ゴール。村上の追撃を振り切り通算4度目の記念Vを決めた。前走京王閣FⅠ決勝は渡辺晴智の強烈なブロックを受けて6着。結果を出せなかったが、強い雨の中で4番手確保からまくり 上げた動きは決して悪くなかった。

 今シリーズは追加での出場だが京王閣からは中13日。練習の上積みがあれば前走以上の活躍が望める。基本は自力を主体にした自在戦。だが、近畿同士で先行パワーがアップしている石塚輪太郎がおり同乗すれば前を任せそう。積極的に出る後輩を番手でガードしながら抜け出しを決めるとみた。

 古性の後ろで近畿ラインを固めるのが追い込み型で近況安定した成績を残す三谷将太。2月奈良記念では地元GⅢで弟の竜生と連係。悲願のVこそ逃したが、まくった竜生にしっかり続き嬉しい兄弟ワンツー。前走の岐阜FⅠでも❶①❷と気合を見せた。勢いを持続させて臨み直線勝負に懸ける。

<山田英 得意のまくりでV狙う>

 山田英明も古性同様に2月のGⅠ、全日本選抜で決勝に進出。しかも初日から3走、無傷での勝ち上がり。決勝は単騎戦で最終B最後方の位置から4着の結果だった。FⅠでは今年2V。うち1回は1月に当地・小松島で決めている。ここも得意のまくりを主体にした仕掛けで優勝を狙う。大塚健一郎が九州連係で山田マーク。落車が多く、なかなか波に乗れずにいるが強気な姿勢は変わらず。山田の仕掛けにしっかり続きG前突き抜けを狙う。

<戦歴上位・山崎 南関の郡司と根田もV候補>
 戦歴上位はGⅠ9勝を誇る山崎芳仁だ。前走高松FⅠで決勝を外しており、その分も今シリーズは気持ちが入るはず。1月西武園FⅠ以来、今年2度目のVへ気合の自力勝負。強烈まくりを一気に決めたい。
 
 南関のV候補は郡司浩平と根田空史。両者は過去にも前後で連係。昨年2月奈良記念決勝は郡司が根田の前で発進。番手まくりの根田がGⅢ初V。その後、昨年3月高松ウィナーズカップでは準決で根田が郡司の前で先行。二段駆けから3着の郡司が翌日の決勝でビッグ初制覇を果たした。ここでも信頼し合う2人の連係が見られるか。追い込みで力のある内藤秀久、岡村潤と結束となればラインは強力だ。

 永井清史も今年はFⅠで3Vなど復活気配。北京五輪ケイリン銅メダリストが再び輝きを増してきた。果敢に仕掛けて存在感を示す。

<エボリューション見どころ 長い距離踏める根本が有利か>
 踏める距離の長い根本哲吏に有利とみる。7車立て、国際ルールのエボリューションは16年8月豊橋(単発レース)以来。その時はリオ五輪後の復帰戦だった脇本雄太が大本命。レースは打鐘から吉田裕全が逃げ、根本は2番手をキープ。最終2角からまくりを放ったが、Hで後方から踏み上げていた脇本に3角でつかまり3着。競技のエリートを相手に勝利は逃したものの、無駄のないスマートな運びで見せ場をつくった。

 脇本ほどの難敵がいない今回。予選(2走のポイント制)をしっかりクリアし、決勝でも強さを発揮。早めのスパートで他を封じきるか。逆転候補は動けて力もある山田庸平や月森亮輔、追い込み主体でも鋭さのある佐々木雄一、神田紘輔あたりになりそう。