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【3月11日 第111回生ルーキーチャンピオンレース開催】レース展望①

 次代を担うスターの登竜門「第111回生ルーキーチャンピオンレース(若鷲賞)」が11日、玉野競輪開設67周年記念(GⅢ)最終日の第9Rで実施される。すでにS級に4人が進むなど有望株が多い111期。その中で選考期間(昨年7~12月)の成績上位9人が頂点の座を懸けて争う一発勝負。
 現時点の成績でリードする南潤(和歌山)、高い実力を備える山崎賢人(長崎)、松本貴治(愛媛)ら注目の新鋭9選手により白熱のバトルが繰り広げられる。

<卒記チャンプ・南潤 「せこいレースだけはしない」>


 111期卒記チャンプの南潤が再び輝きを放つ。出場9人で最も若い20歳のスター候補。S級昇級は同期最速。すでにFⅠで優勝を決め、GⅢでは初挑戦で決勝へ。注目度は最も高い。だが「現状はたまたま。脚は山崎さんや松本さんがあると思うし他の人も強い」と控えめな口ぶり。むしろ 「チャレンジ(A級3班)では負けているし、やっぱりやりにくい」と、同期との対戦には苦手意識すら明かす。それでもチャンスは一度きり。「意識されるし、やりにくいのは変わらないが勝ちたい」。卒記と同様にトップを譲る気はない。

 今回は勝ち方にもこだわる。卒記決勝は最終2角まくりの山崎をG前差しての勝利。ここでは自力でのV獲りを狙う。「先行したり、できなかったらまくったり。先行して逃げ切るのが一番いい」。自力型8人とのレースで逃げ切ることの難しさは承知の上。まして相手は同期の強敵ばかり。それでも「せこいレースだけはしたくない」と言い切る。

 「一発勝負は初めてだが何回も走るよりいい。その一本だけに合わせて(調子を)持っていく。勝ち逃げしたい」。冷静さを保ちつつも熱い闘志を胸に秘め決戦へ。追いすがるライバルたちを力勝負で退ける。

<山崎賢人 1月にS級特進 同期NO・1の座へ最後のチャンス>


 山崎賢人は在校2位、卒記決勝2着の大器。大学までバレーボールに打ち込み、卒業後に自転車に乗り始め競輪学校に一発合格。競走訓練では積極的な走りで力を発揮。素質の高さは同期で一番との声も。先年7月デビュー後も評価にたがわぬ強さで1月にS級特進。2戦目の佐世保FⅠ(②③❹)で決勝に進んだ。

 在校順位、卒記では逃した同期NO・1の座。ここが最後のチャンス。何としても結果を出すつもりだろう。佐世保に続いて臨んだ前走京王閣FⅠ(②⑤③)では決勝進出を逃したが、大事な一発勝負へ向けて万全の状態に仕上げてくるか。1着は誰にも渡さない。