ニュース

あす13日から宇都宮競輪GⅢ「宇都宮ワンダーランドカップ」開催

 宇都宮競輪開設68周年記念「宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦」(GⅢ)は、あす13日から16日まで4日間にわたって開催される。S級S班から2選手のほか好メンバーが出場。上昇気配の武田豊樹(=写真)を中心に記念100Vを地元で狙うレジェンド・神山雄一郎や稲垣裕之、山崎芳仁、神山拓弥、園田匠、稲川翔、小倉竜二、山中秀将らにより白熱のバトルが繰り広げられる。なお、最終日(16日)第9Rでは平成28年熊本地震の復興支援に売り上げの一部を拠出する「災害復興支援レース」が単発で実施される。

 上昇気配の武田が真価を発揮する。ここ約半年、GⅠ、GⅡでは4大会続けて決勝へ。昨年11月小倉競輪祭と2月取手全日本選抜は2着で表彰台に立ち、暮れの大一番、立川グランプリでも2着に入り存在感を示した。ただ、ここまでは目標があっての成績。近況抜群の安定感を見せる平原康多のほか、ラインの自力型の存在があってこその結果だったと言っていい。
 武田本来の持ち味は、あくまでも自力勝負。自力で強い武田を多くのファンも待ち望んでいたはず。そんな中で迎えたのが前走の京王閣ダービー。初戦の特選は自力で戦うメンバー構成となり、ラインは諸橋愛と関東で2車。勢いのある三谷竜生や郡司浩平、吉田敏洋を相手にどう戦うか。大方の予想を覆し、武田は先行勝負。打鐘過ぎから果敢に仕掛けた。内で抵抗した吉田とのモガき合いを制し、差した諸橋とワンツー。力強く逃げ粘り、あらためて底力を示した。この走りで勢いに乗ると、2日目GR賞は平原目標から1着。準決は三谷の先行を中団から自力で捉えて連勝で決勝に進んだ。勢いを持続させて臨む今シリーズ。自信の走りを、ここでもしっかりと見せる。
 武田マークから差し切りを目指すのが神山雄。ダービーでは惜しくも決勝入りを逃したが、二予では目標が不発となる苦しい流れを鋭い伸び脚でしのいで2着と調子は確実に上向いている。記念Vは通算100回まで、あと1勝。地元での大記録達成へ、力強く踏み込む。同じく地元の神山拓も近況は安定度がアップ。師匠の神山雄、武田との茨栃連係から浮上を狙う
 稲垣はダービー二予で4着となり、昨年8月松戸オールスターから続けたGⅠでの連続決勝進出が途絶えた。それでも今年の安定ぶりは断然。自力でしっかり仕掛けて勝利を目指す。14年に当地で高松宮記念杯を制した稲川が近畿で稲垣と連係。前走ダービーで2勝を挙げた勢いもここにつなげ、思い出の地で好走を見せる。   ダービーでGⅠ全冠制覇に挑んだ山崎は準決(7着)で新田祐大と共倒れとなったが、二予では全盛期を思わせる強烈まくりを決めて快勝。好調さがうかがえた。得意とする500走路で再び勢いを見せるか。
 園田は昨年の覇者。ダービーではGⅠ3大会ぶりに決勝へ。そのほか2月以降にFⅠで2Vなど近況成績は安定している。目標の有無によらず、勝てる位置からコースをみて鋭く突っ込む。小倉も同様に好位から切れ味を発揮。直線の長い500走路だけに、焦らずチャンスを待ち強襲を狙う。山中は3月松阪記念でGⅢ初V。ダービーでは一予で敗れたが、その後に2勝を挙げた。スピードは上位にも負けておらず、タイミング良く出ると浮上する。