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小松島GⅢ阿波おどり杯争覇戦 村上が通算33回目のGⅢV「復活と言われるまでの第一歩」

 小松島競輪の67周年記念「阿波おどり杯争覇戦(G3)」は9日12Rで決勝戦が行われ、村上義弘(43=京都、写真)が太田竜馬の番手を取り、最終2角から番手まくりを打ち通算33回目のG3Vを飾った。2着は阻まれながらも伸び返した阿竹智史。

 終わってみれば役者が違った。ただヒーローインタビューでは「ポリシーに反するレースでした。ほっとするけどうれしさは…」と表情が曇る。それは地元の太田-阿竹を分断する形になってしまったからか。それでも打鐘前からレースを動かし、20歳以上も年が違う太田の持ち味を封じ切ったレース内容は〝魂の走り〟そのものだった。
 王者にとって前半戦は予想外の日々が続いた。3月練習中の落車のケガでウィナーズカップ、日本選手権のビッグレースを欠場した。復帰2場所目の全プロ競輪でも落車と流れは戻ってこない。それでも「練習だけはやっていました」と誰にも負けない強い気持ちで復活の時を待った。そして今シリーズの自力を連発してのV。「復活と言われるまでの一歩目です」とようやく手応えをつかんだ。今後のビッグレース戦線で完全復活を果たし、今年もグランプリの舞台で主役の座を務める。