ニュース

【記者コラム】松坂RCに弾みをつけたい酒井

 若手の登竜門ともいえる109期のルーキーチャンピオンレース(3月28日、松阪9R)がもう間近に迫っている。そのレースに出場する酒井拳蔵(21・大阪、写真)と小林令(21・山梨)が現在開催中の岐阜F1戦に参加している。小林は「ルーキーチャンピオンに向けて追い込んだ練習をしています。単騎になりますね」と気持ちは本番に向いている。
 一方の酒井は「これから強い気持ちになると思うけど、ここが終わってからも普段通りの練習ですね」と意外に冷静だった。
 その酒井はデビュー後、チャレンジは3場所のストレートでクリア。A級1、2班戦に昇班後も快進撃は止まらなかったが、2月1日の防府決勝戦で同期の島川将貴に破れS級特進を逃した。直後の向日町は優勝こそしたが、本人は納得の表情とはいかなかった。今開催の直前の岸和田はピンピンで勝ち上がって本命人気を背負ったが、柿沢大貴ー宇佐見裕輝のまくりを浴びて6着に敗退。
 「自分のレース(逃げ)をしてまくられたのは力不足です。抑え先行をした時の粘りが課題ですね」と現状の自分の力を分析する。
 ルーキーチャンピオンは太田竜馬(20・徳島)が当然主役になるが、最後は点と点との争いだけに、酒井にもチャンスは十分ある。「練習仲間の堀(僚介)さんとは連係します。今は彼の方が調子はいいと思いますが、ボクが前で走るつもりです」ときっぱり。
 その前に今シリーズの岐阜で結果を残したい。阿部拓真、堀兼寿、簗田一輝といったA級トップクラスが相手だが、その強豪を打ち破ってこそだ。ルーキーチャンピオンに弾みを付ける快走に期待したい。
(下野 章雄)  ※17年3月15日付・大阪版掲載