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梅川 卒業記念クイーンへ逃走

 日本競輪学校第111回生徒(61人=2人欠場)と女子第6回生徒(17人)の卒業記念レース初日が22日、静岡競輪場で行われた。男子は予選2回戦を戦い、在校成績2位の山崎賢人(24=長崎)ら3人が連勝した。男子はきょう23日午前中に準決勝、午後13時47分から決勝戦が争われる。女子は予選3回戦を戦い、勝ち上がった在校成績1位の太田りゆ(22=埼玉)ら7生徒により午後14時08分から決勝戦が争われる。
 在校成績3位の梅川風子(26=東京)が順当に決勝へ駒を進めた。第1回記録会で女子生徒史上2人目のゴールデンキャップを獲得した逸材は「先行で勝ち上がりたいと思っていたので良かった」と安どの表情。予選3戦とも徹底先行のスタイルを貫きゴールまで全ての力を振り絞った。

4歳からスピードスケートを始めた。山梨学院大に進学し、4年最後の冬となる12年全日本学生スピードスケート選手権500メートルで優勝。実業団でも氷を蹴ったが「契約は2年で延長が厳しかった」。17年続けたスケートで脚力には自信がある。「このままでは終われない。スポーツ選手として自分の可能性を広げたい」と一念発起してガールズケイリンに挑戦した。
自転車では先行勝負に心を奪われた。「タイム勝負や競技にはない主導権争いにどっぷりハマった」。在校中はナショナルチームの短距離コーチを務めるブノワ・ベトゥ氏(43)によるHPD(ハイパフォーマンスディビジョン)教場に太田りゆ(22=埼玉)と共に選ばれ潜在能力が引き出された。「今が伸び盛り。順調に伸びている。日本一の先行といわれる奥井迪さんと戦い日本一を獲りたい」。ハイレベルと評判の6回生。梅川は卒記クイーンの栄冠を逃げ切りでつかめるだけの能力を秘めている。

○…女子でただ1人、大久保花梨(19=福岡、写真)が3連勝で決勝に進出した。先行とまくりを使い分けて圧巻のパフォーマンス。弟子の晴れ舞台を観戦した師匠の藤田剣次(福岡=85期)も「いいレースをしている」と目を細めた。大久保は「今回は勝ちにこだわっている。体調は申し分ない」と笑顔を見せた。歴代卒記クイーンは全て完全V。この流れを引き継げるのは大久保だけだが「気にしないで、とにかく力を出し切ります」と完全燃焼を誓っていた。