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自転車世界選手権 河端銀メダル 20年東京へ25年ぶり快挙

 トラック種目の男子ケイリンで河端朋之(33=日本競輪選手会)が銀メダルを獲得した。日本自転車競技連盟によると、男子ケイリンでの日本勢の表彰台は93年に銅メダルを獲得した吉岡稔真以来で25年ぶり。6選手による決勝は最終周回で後方から順位を上げ、最後の直線で2位に入った。

 最後のカーブを抜けると、河端はさらに加速した。トップには及ばなかったが、男子ケイリンの日本勢では25年ぶりの表彰台となる2位。ヘルメットを脱ぐと、人なつっこい笑みを浮かべた。

 「器用な選手ではない。できることをやる」。それだけに集中した。できることとは「どこかで一発、自分のタイミングで踏み込む」。ペーサーが外れた残り3周から他の選手が前方で競り合う中、力を温存。最終周回に入った時も後方だったが、残り半周付近で一気にギアを上げた。

 過去には「そんなに長い距離を踏める選手ではないのに無理して先行するレースをしたりしていた」という。考え方を変えたのは一昨年10月に就任したブノワ・ベトゥ短距離ヘッドコーチで、河端の特長を引き出して自分の走りに集中させた。
 2月のアジア選手権で優勝して手応えをつかみ、世界の大舞台でも持ち味を発揮。レース途中で仕掛ける力の不足を感じながらも「メダルを獲れたのは一つの自信になる」とうなずいた。