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29日開幕 西武園FⅠスポニチ杯・展望


 FⅠ「スポーツニッポン新聞社杯争奪戦」は、29日から31日まで3日間にわたって開催される。シリーズ最大の見どころは〝強力・和歌山ラインvs山崎芳仁〟。本命には差し脚好調な椎木尾拓哉(=写真)を推す。先行力ある石塚輪太郎ら同県後輩と連係。有利な流れに持ち込める。強烈まくりで迫るのが戦歴断然の山崎で逆転Vも十分。そのほか田中晴基、成清貴之、荒井崇博、守沢太志、山田義彦、河野通孝ら好メンバーがそろって連日、熱く激しいバトルが繰り広げられる。

 追い込みのスタイルで実力アップした椎木尾拓哉に期待する。昨年は10月前橋寛仁親王牌で初のGⅠ決勝進出を果たすなど上位レベルで活躍。合計7回出場したGⅢでは5回決勝に進むなど、安定した走りが目を引いた。役者がそろう近畿地区の中でも、主力の一角を担うまでに成長を遂げたと言っていいだろう。

 だが今年2戦目、前走の地元・和歌山記念は悔しい結果に終わった。2日目二次予選で落車失格の憂き目。次にはGⅠ、全日本選抜(2月9~12日・四日市)が控えており、気持ちを乗せていくためにも、ここでの走りは重要な意味を持つことになる。何よりも有利なのが勢いづく同県の自力型が2人も一緒という点。先行パワーある後輩の石塚輪太郎、中西大が前で積極的に仕掛ける。 椎木尾は若手を後ろでしっかりとガード。最後の直線で切れ味を見せる。

 戦歴ではGⅠ9勝を誇る山崎芳仁が断然上回る。昨年は地元開催の8月平オールスターで決勝進出。14年に記念Vも決めている当地で実力を見せる。主力に北日本の目標はなく、ここは自力の組み立て。得意のまくりで逃げる和歌山勢に襲い掛かる。守沢太志が北日本で山崎と連係。昨年はGⅠ、GⅡで決勝に進み勢いを見せたが近況は度重なる落車、失格の渦から抜け出せずにいる。気持ちを切らさずに走れるか、流れを変えるべく集中してレースに臨む。

 千葉の成清貴之、田中晴基は昨年後半のGⅢウィナー。成清が9月岐阜記念、田中が12月別府記念を制した。田中はまくり主体の組み立て。成清は目標不在なら動くことも可能 だが、ここは田中の後ろ回りから鋭さ発揮とみる。

 荒井崇博も動ける強みを生かして前々勝負。好位から踏み込めばV争い。地元の山田義彦も自在性を生かした立ち回り。前走を欠場しての今年初戦。コンディション次第と言えそうだが、気合の走りで浮上を図る。河野通孝は関東で山田との連係になりそう。展開が向くと上位食い込みが考えられる。