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5月4日・ガールズコレクション2017京王閣ステージ特集① 小林莉子 地元開催勝ちに行く 

 初代女王がガルコレ初制覇へ全力投球だ。「ガールズケイリンコレクション2017京王閣ステージ」は4日、GⅠ日本選手権競輪(5月2~7日)を開催する京王閣競輪の3日目12Rで争われる。選考期間の3連対率上位者7人による一発勝負。注目はガールズ1期生で初代クイーンの小林莉子(24=東京、写真)。昨年後半から抜群の安定感を誇り近況は白星ラッシュ。好調の秘けつと地元戦に懸ける意気込みを聞いてきた。

 小林莉子は12年に産声を上げたガールズケイリンの初代女王。当時、最年少19歳が個性派ぞろいの1期生の頂点に立った。あれから5年。群雄割拠の実力世界で、レース展開に柔軟に対応する自在戦で確固たる地位を築き上げた。今年に入り30戦19勝(5V)、2着9回。勝率63%、連対率93%。確定板を一度も外さない安定の走りを見せている。「自分でも安定感が増していると思う。昨年後半からレースで力を出し切れるようになってきた」。ガールズGPは2年連続で次点に泣いたが、今年はひと味もふた味も違う。勝負強さが増し走るたびに自信を深めている。

 好調の要因は海外選手との出会いだった。昨年、短期登録選手制度で来日した李慧詩(リ・ケイシ、29=香港)だ。ロンドン五輪ケイリン銅メダリストと一緒に練習する機会に恵まれ、自転車に取り組む姿勢や考え方などあらゆることを吸収した。 
 「練習中に会話するだけで怒られた。とにかく集中力が私たちと全く違う。それから練習に対する意識が変わった。日本人にないダッシュ力を間近で見られたし、いい経験ができた」
 李のアドバイスを受け入れ昨年から体幹トレーニングを開始。スクワットや腹筋など地味な基礎練習が中心だが、体の芯から鍛えることで「ブレない走り」につながったと実感している。
 「体重は変わらず筋肉量を増やすことで今のギアにも慣れてきた。3番手から差せるようになったのが収穫。ダッシュが良くなり、レースの流れに乗れるようになった」

 助言をすぐさま結果に結びつけるところが天才肌。現状に満足せず向上心を持ち続ける。「今は第一段階で、まだまだ物足りない。まくりだったり逃げだったり踏める距離を伸ばしたい。対戦相手に〝莉子は何をやってくるんだろう?〟と思わせ嫌がられる選手になりたい」。目指す理想像は多彩な戦法を使いこなすオールラウンダーだ。
 いつも明るい元気娘。したたかなレース運びが特徴の一つだが、地元開催の一発勝負は「勝ちに行く」と強気。並々ならぬ闘志を燃やしている。「今年が勝負の年だと思っている。地元で応援も多いし優勝したい気持ちは誰よりも強い」と語気を強めた。「ガルコレは安定感がある相手ばかりで混戦になる。しっかり位置を取りレースの流れに乗ることが大事」。舞台は初代クイーンに輝いた思い出の京王閣バンク。絶好調の歳が再びスポットライトを浴びる。